英国のキリスト教系支援団体「ティアファンド」の取り組み | 世界の飢餓ニュース | ハンガーゼロ

世界の飢餓ニュース

私たちの知らないところで起きている飢餓問題の現状を知ろう。

英国のキリスト教系支援団体「ティアファンド」の取り組み

ティアファンド(TearFund)は、英国のキリスト教系の緊急支援・開発機関である。「世界の貧困を削減すること」に目標に掲げ、持続可能な開発を目指し、世界中の地域社会が食糧生産を行えるように支援している。同団体の特徴は、その構成員が多くの地域教会であることと言える。参加する教会は、以下の点に同意し、それを推進する。

1. 飢餓を撲滅する
2. 収益性の高い農業モデルの開発
3. 持続可能な農業技術の促進
4. あらゆる形態の栄養不良の予防・管理
5. 災害に強いコミュニティ構築
6. 危機的状況での緊急支援、そして平等の推進です。

 例えば東アフリカでは、4年連続で雨が降らず、1800万人以上が深刻な食糧不足に陥っている。現在もその状況は改善していない。ウクライナ侵攻による食糧価格の高騰、現地における紛争継続は、さらに「貧困と飢餓」を加速させ状況悪化を招いている。言うまでもなく、このような社会状況では子どもや病人が被害者となる。ある12歳の子は「知っているのは飢えだけです」という。何日も空腹が続いており、睡眠中でさえ腹が鳴る。

 ティアファンドはエチオピア、ケニア、ウガンダにおいて現地協力者らと、この危機に取り組んでいる。またティアファンドのオランダ支部はソマリアにおいて支援を展開している。同団体の主要な活動は以下のようになっている。

・飢餓に苦しむ地域社会への緊急食料援助と現金支給
・干ばつ被害地域に井戸とソーラーパネル式給水ポンプを建設
・自助グループの開発と支援:林業や農業などの土地取得の支援、低燃費ストーブの製作支援などを行っている
・激化する気候変動に対応するための農業従事者への新技術提供と教育

 しかし、これらの対策を以てしても、未だ必要を満たすことはできない。資源はかつてないほど不足しており、危機は日々拡大しているからである。「貧困と飢餓」の撲滅のため、英国の地域教会の取り組みが続いている。

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