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「SOLAW 2021」世界の土地/水資源をめぐる会議開催

世界食糧農業機関(FAO)は、2021年12月8日から9日にかけて「SOLAW 2021:食糧と農業のための世界・土地/水資源の状態」会議開催を発表。この2日間、世界の食料供給システムの中核たる土地、土壌、水資源に関して分野横断的に議論が進められる。
 テーマ別の情報主導型セッションでは、限界近い天然資源の憂慮点について、また農業生産物とその供給体制に関するシステム変革推進について議論を活発化させる。

「SOLAW 2021」の中心的なテーマは、特に土地、土壌、淡水に関連する「限界点にあるシステム」だ。通常の経済合理性を超えて解決を模索し、人類の生存に必要不可欠な資源減衰と枯渇に対応するため、国家/地域/地球規模での意思決定を促すことを目指す。
 各セッションでは、土地、土壌、水管理に関する現在の傾向と問題の概要が説明され、より良い生産、栄養の確保、環境との共存を実現するための具体的な行動の提案がされる。またSDGsを達成し、食料安全保障を最適化するために、土地と水の相互システムが確認される。生態系の健全さを維持しながら、土壌、土地、水資源の生産効率上昇が提案される。
 予定されているプログラムは以下のとおり。

12月8日(水)
10:00~10:30
オ~プニング・セッション

10:30~11:30
セッション1
「より良い生産:栄養と食料安全保障のための総合的な土地と水システム」

14:30~15:30
セッション2
「より良い環境:水不足と土地劣化~~気候緩和と柔軟な農村地域の構築」

12月9日(木)
10:00 ~11:30
セッション3
「土地、土壌、水資源の持続可能な管理と保全政策」

12:30~14:00
基調講演
「限界を迎える食糧と農業のための世界の土地/水資源」

14:30~15:30
セッション4
「土地と水――その持続可能性のための資金調達と投資」

 会議は英語で開催され、アラビア語、中国語、フランス語、ロシア語、スペイン語の通訳が入る。詳細な議事録も開催後、順次公開される。

Image by _Marion from Pixabay

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