EUデータソン2021「持続可能な食生活」への取り組み | 世界の飢餓ニュース | ハンガーゼロ

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EUデータソン2021「持続可能な食生活」への取り組み

EUデータソン2021 (EUDatathon)が盛り上がりを見せている。同イベントは欧州連合出版局が主催し、「若者世代の雇用を生み出し、持続可能な食生活を担保し、欧州連合(EU)の意思決定をより市民のものとするために」行われるもの。
 3月に応募を開始し、5月に締め切り。事前選考委員会は、ヨーロッパ他33カ国から、96のアプリ・アイデアを推薦。現在、決勝進出となった9チームがそれぞれの課題への取り組みを発表している。11月25日にルクセンブルクで開催され、オンライン配信される「EU Open Data Days 2021」にて受賞者などを発表の予定。同イベントの課題は、以下の3点についてのアプリ開発を競う。

課題1:「ヨーロッパの気候変動対策」
課題2:「人々に益する経済」
課題3:「デジタル時代にふさわしい欧州」

課題1は、「欧州グリーンディール」に関係している。欧州グリーンディールは、EUにおける気候変動対策の目標実現のため、以下のことに取り組むと宣言している。

・2050年までに決定的な気候変動対策を行う(climate neutral)
・エネルギー部門の脱炭素化
・建築物の改修によるエネルギー使用の削減
・環境保護を中心に据えた経済革新、業界への支援
・クリーンで安価で健康的な公共交通機関の展開

また持続可能な食生活を達成するために「農場からフォークに(From Farm to Fork)」というスローガンを掲げ、自然環境と共存可能な循環型経済と社会システムを目指す。また賞金総額は9万9千ユーロ(約1,300万円)で、入賞者には最大1.8万ユーロが贈られる。応募者は24のEU加盟国を含む全47カ国から参加。先進技術を用いたアプリ開発、また経済構造の変革により「持続可能な食生活」を確立することでSDGs達成へと近づき、「貧困と飢餓」を撲滅することを目指していく。
なおEUデータソン2021に関する動画(英語)は、同サイトにおいて公開されている。
https://op.europa.eu/en/web/eudatathon

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