調査されるCOVID-19の変種ウイルス | 世界の飢餓ニュース | ハンガーゼロ

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調査されるCOVID-19の変種ウイルス

 国連保健機関は1221日、南アフリカとイギリスで報告されたCOVID-19 の変種を調査中だと発表。現在、今までの新型コロナウイルスよりも、新しく強い感染力を持つ変種のゆえに、40 以上の国々が、英国からの入国を禁止している。しかし英国の保健当局によれば、新たに確認されたCOVID-19の変種が、今までのウイルスよりも致命的、あるいはワクチンが効かないわけではない。

 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイエス事務局長は定例記者会見で、「肝心なことは、できる限り早く、すべてのSARS-CoV-2ウイルスの感染を抑制する必要がある」と述べ、「拡散を許せば許すほど、変異する機会が増える」とコメント。

 WHOの発表では、2021年初頭には、低・中所得国の少なくとも20%にCOVID-19ワクチンを購入するために46億ドルの追加資金が必要になる。しかし、これらの地域において「医療従事者や重症化リスクの高い人々」がワクチンを接種すれば、「医療システムと経済を安定させ、真の意味での世界的な回復を促す最も早い方法」となる。

 WHO、国連児童基金(ユニセフ)、世界銀行によれば、すでに100カ国がワクチンやその他COVID-19対策ツールに関して、迅速な準備を行い、それらの適切な評価を実施している。特に100日以内に国別の計画を策定支援する「100-100 イニシアティブ」の一環として、89カ国がすでに評価を完了。各国政府の医療システムは24時間体制で、世界的なワクチン展開に向けた準備を行っている。早期のワクチン接種は、早期の社会経済の回復につながる。コロナ禍によって「貧困と飢餓」に拍車がかかる地域への早急な対策とワクチン配布が望まれる。

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