私たちの知らないところで起きている飢餓問題の現状を知ろう。
2020年03月10日
アメリカ食糧行動研究センター(FRAC)は、米国内の「貧困と飢餓」関連に取り組む著名なNGO団体だ。飽食の国、アメリカにおいても過食と栄養失調、貧困による飢餓状態という問題がある。また2020年3月、新型コロナウイルス被害によって「学校給食」の継続可否が問題となっている。
ウェストバージニア州では、低所得世帯の100人中70人の子どもが朝食を得ることができた。一方、ハワイ州では100人中39.3人に留まった。同様に、アイオワ、ネブラスカ、ニューハンプシャー、サウスダコタ、ユタ、ワシントン、ワイオミングの7州も低迷した。
調査によれば「学校朝食プログラム」へ参加することで経済効果もある。FRACは2020年2月には「学校朝食への取り組み:より大規模学区で機能するために」を公開。調査対象となった76の大学区中、23学区はFRACの求める基準を達成した。
特に「学校朝食」が最も増加した三つの学区、スーシティ、オクラホマシティ、デトロイトでは、ほぼすべての学区が実践に参加している。
FRACは、飽食の国で50年間、「貧困と飢餓」撲滅のために活動し、「児童の栄養失調」をゼロとするために活動してきた全米規模のNGOとして知られている。
© 2020 Food Research & Action Center.