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世界41ヵ国で外部からの食糧支援が必要

 国連食糧農業機関(FAO)は、41の国々で「食の安全」に関して外的支援が必要であると指摘。飢餓の原因は、異常気象や旱魃、長期化した紛争である。FAOは「数百万人が水と食料に手が届かない状態にある」と警告。

 食料危機にあるとリスト化された41カ国中、約30の国がアフリカ大陸にあり、この半年間、収穫状況と食料事情の改善は見られていない。深刻な状態にあると言わざるを得ない。

 アフリカに深刻な状況がある一方で、ラテン・アメリカ、アジアにおける農産物の収穫量は上昇が見込まれている。またシリアなどでは「治安」改善が生産量を上昇させることも認められた。

 国連など諸外国からの食糧援助を必要とする国々の過半数は、政情不安地域、紛争地帯である。または大規模な難民の流入による資源不足と社会的緊張が発生している紛争地域の周辺国だ。

 アフガニスタンでは360万人が「緊急」の食料不安状態にあり、さらに1,000万人が「危機」レベルにある。南スーダンでは、約635万人(総人口の54%)が深刻な食糧不安にある。シリアでは、2019年の小麦の収穫量増加が穀物の入手可能性を改善したが、生計支援なくしては、再び約650万人が食糧不安にさらされる。

 ブルンジ、カメルーン、コンゴ民主共和国、イエメン、ミャンマーとナイジェリアの一部では、政情不安と紛争が飢餓の原因となっている。

 ベネズエラでは、ハイパーインフレーションの結果、地元購買力が荒廃し、約430万人が出国。同国農業への壊滅的打撃となっており、移民となったベネズエラ国民の諸外国での食料安全保障が問題となる。

 現在、報告されている41カ国は以下の国々。アフガニスタン、バングラデシュ、ブルキナファソ、ブルンジ、カボベルデ、カメルーン、中央アフリカ共和国、チャド、コンゴ、朝鮮民主主義人民共和国、コンゴ民主共和国、ジブチ、エリトリア、エスワティーニです。 、エチオピア、ギニア、ハイチ、イラク、ケニア、レソト、リベリア、リビア、マダガスカル、マラウイ、マリ、モーリタニア、モザンビーク、ミャンマー、ニジェール、ナイジェリア、パキスタン、セネガル、シエラレオネ、ソマリア、南スーダン、スーダン、シリア共和国、ウガンダ、ベネズエラ、イエメン、ジンバブエ。

©FAO/Aleppo/Jafaar AI Merei

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