私たちの知らないところで起きている飢餓問題の現状を知ろう。
2019年05月07日
グリーン気候基金に加え、エルサルバドル政府と米国基金イニシアチブ(FIAES)から9,180万ドルを受け取り、200万人超の人々のために水の確保、飢餓対策を行う。
リクリマ計画は小規模農家の回復力の構築のため、生産的慣行の変革、基本的なインフラストラクチャー、技術的知識の向上によって、同国内の全農家の約15%を占める5万世帯を支援する。安全かつ持続可能で、さらに自己回復できる食料システム構築は、先住民族のコミュニティを含む約22万5,000人の生活に利益をもたらす。
また17,000ヘクタールの荒廃した土地を再生し、農業と生態系が共存できる農業方針を策定、促進する。すでに約4,000世帯の家族が、雨水の貯留・分配を通じて、安全な水の利用を確保できるようになった。FAOは、これらをモデルケースとして、すべての大陸で本格的なGCFプロジェクトを策定し、今年度内に報告をまとめる方針だ。
(写真キャプション)
©FAO/Alessandra Benedetti