私たちの知らないところで起きている飢餓問題の現状を知ろう。
2019年01月07日
世界のどこにおいても、祝祭日には名物料理がつきものだ。ロシアの新年サラダ、韓国の小豆のお粥、インドと中東でのラマダンのためのハリーム、英国クリスマスのミンス・パイ、ベトナムの旧正月のバナナケーキ。 しかし、現在、休日が食べ過ぎと食物の無駄と同義語となっている地域がある。一般に、全世界の食品の1/3が無駄になり捨てられていると言われ、年間13億トンにもなる。 それは、食事を無駄にするだけではなく、食卓を整え、生産過程に必要となるすべての資源(種子、水、飼料など)、また経済的資源と人的労力をも無駄にすることを意味している。
しかし、祝祭日の食卓を無駄にしないための秘訣がある。
1. 現実的になろう
事前に計画を立てよう。夕食の来客が5人だけの場合、50人分の食事を用意する必要はない。
2. 残り物を凍らせる。または来客に持たせる。
食品が余るようなら、来客に土産として持たせることで、無駄を減らす。何が残っていても、すぐに冷凍庫に入れる。一般に、食料品は2時間以上室温で放置できない。
3. 残り物は翌日の昼食または夕食に。
インターネットで、残り物から創作できる料理レシピを検索する。実際に、蒸し焼き料理「カセロール」、ハンガリー料理の牛野菜シチュー「グーラッシュ」、アラビア料理の揚げ野菜と根菜のサラダ「ファットゥーシュ」などは食材を無駄にしないための工夫から始まった料理だ。
4. 残り物を終えてから新しく調理しよう。
新しく調理する前に、すでに準備されているものを確認する。ただし再加熱して、冷蔵庫に戻すのは避ける。
5. 来客とのコミュニケーションを大切に。
ゲスト側が自分で皿に盛れるようにすれば、残さなくて済む。ホスト側は、相手の食べる量を聞き、判断すれば、それぞれが適量の食事を摂れる。
6. 使用しない食品は寄付。
寄付できる缶詰、乾燥品、その他の生鮮食品を購入した場合、地元の慈善団体などへ持っていく。インターネットで寄付の受付窓口を確認する。
もしあなたが休暇中に、またはこの祝祭日に、十分に食べ物を得て、食卓に座れるならば、それが特権であることを思い出そう。