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世界食糧安全保障委員会、食品システムと栄養状態に焦点

20181019日、ローマ

 世界食糧安全委員会(CFS)は、第45回会議を開催し2020年に向けて、食品システムと栄養状態改善のための自主的ガイドライン策定への一歩を踏み出して閉会した。このガイドラインは、世界中の誰もが信念・文化に沿って「利用可能で、手ごろな、受容できる、安全な」食事を確実に保障するために必要な政策、投資、制度上の取り決めについて、政府、その他の利害関係者に指針を提供する。

 CFSは、市民社会と民間部門だけでなく、政府に対し意見を表明し、食糧安全保障と栄養状態に影響を及ぼす課題に関する政策勧告と指針を策定する包括的なプラットフォームである。 

 世界の肥満者数が急速に飢餓人口に近づいているため、栄養状態の問題はさらに懸念されている。最新の報告によれば、6億7,200万人の肥満者と8億2,100万人の飢餓と栄養失調にある人々がいる。 

 FAO事務局長は「過体重や肥満はプライベートな問題ではなく、公共政策の対象でなければならない」と強調し、CFSの指導的役割を述べた。1週間開催されたCFS45では、50を超える平行イベントが開催され、都市化、気候変動、家畜に至る多くのテーマで議論が行われ、世界の畜産状況に関する新刊が発表された。

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