私たちの知らないところで起きている飢餓問題の現状を知ろう。
2018年08月20日
8月21日、インドのケララ州当局は、豪雨と洪水被害などで壊滅的被害を受け、100万人を超える避難者が出たと発表。現在、死者320名を数え、20万人の移住が見込まれる。被害の全容が明らかになりつつある。
また現地では宗教を超えた支援活動が展開。教会はムスリム避難者の祈りのために開放され、イスラム教徒とシク教徒が日曜礼拝に間に合うように被災教会の清掃、修復ボランティアを買って出た。またヒンドゥー教徒とイスラム教徒が、地域の伝統的祭をモスクで共に祝った。ヒンドゥー教右翼で過激派組織「ラシュトリヤ・スワヤムセバク・サンガ(RSS)」までも、被災教会やモスクの清掃と修復に積極的に従事していることが話題になり、賛否両論が巻き起こっている。これらの宗教を超えた協働は、壊滅的被害の甚大さを象徴しているといえよう。