ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2025年03月27日
梁東勲(ヤン・ドンファン)氏は1995年1月16日、韓国から大阪に到着した翌日に阪神淡路大震災に遭遇し、甚大な被害と被災者を目の当たりにして「日本人のために宣教師になりたい」と決意、2001年に資格を得、現在はカリスチャペル(大阪市内)の牧師として仕えておられます。神戸の体験があったので、「地震の被災者や社会の弱者に寄り添いたい」と社会福祉事業や被災者支援活動にも精力的に取り組み、能登半島地震被災者支援でもハンガーゼロの強力なパートナーとして現地に人を送り続けておられます。お話を伺いました。
能登半島での支援活動について
この1月に4回目の支援活動を行いました。初日は羽咋市の仮設住宅で入居者と一緒に餅つきをしました。その後は和倉温泉ホテルや輪島市と門前町でも片付け支援と教会の婦人たちの手作りお弁当250食分の提供などをさせていただきました。皆さんが韓国料理美味しいねと喜んでくださいました。
この支援に取り組む思い
私たちの教会では今年「世の光となる教会」をテーマに掲げました。今までも介護福祉事業(教会建物内のデイサービス)や障がいをもった方々も気楽に入れるカフェなどで地域社会に奉仕してきましたが、能登の人々にも寄り添う活動をしていきたいとみんなで活動資金を集めて、2ヵ月ごとに能登を訪問する計画を立てました。
昨年初めて輪島市門前町に入った時、その地域で支援活動を始めておられた門前聖書教会のトラス宣教師の奥様の「能登のことを決して忘れないでほしい。一度きりではなく、細く長く来て被災地を覚えていただきたい」との言葉が心に残りました。だからたとえ小さな活動でも継続していこうと決心しました。この4月には現地での活動のため専従のワーカー1人を派遣することにしました。
仮設住宅などでの活動
4月に仮設住宅でキムチ作り講習をします。昨年の訪問の時に手作りのお弁当が喜ばれ「作り方を教えて」という声をいただきました。それで材料(食材、容器類)を全部こちらで用意してもう一度訪問することにしました。私たちもそれを楽しみにしています。食べ物だけではなくコンサートや軽い運動の機会を提供したりもしています。仮設での暮らしは厳しいと思いますので、できるだけ身体も心も安らいでいただければと思います。昨年秋にはキッチンカーを導入できたので活用してきます。必要な方に貸し出すことも考えています。
ハンガーゼロへの協力について
私は日本や韓国の教会関係者のための海外ツアー企画と運営をしています。できれば、ハンガーゼロとタイアップしてジェロムスタッフの活動地のコンゴ民主共和国に行けたらと思います。その実現のために何(参加者・募金集めな等)ができるか考えています。戦争や貧困で苦しむ人々や子どもたちのために何かできる機会になればと願います。
緊急募金受付中
①郵便振替
00170-9-68590 (一財)日本国際飢餓対策機構 必ず「能登地震」と明記のこと
②ウエブサイトからの募金(クレジットカード、およびコンビニ決済)
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