ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2025年03月27日
ハンガーゼロは昨年1月の能登半島地震の被災者支援のために、地元のキリスト教会が支援ネットワークとして立ち上げた「能登地震キリスト災害支援会(能登ヘルプ)」と連携、緊急・復興支援活動を続けてきました。能登ヘルプ 代表(金沢独立キリスト教会牧師=ハンガーゼロ支援教会)にこの1年の歩みと今後の展望を伺いました。
1年を振り返って
一番驚いたのは、能登ヘルプに延べ5千人を超えるボランティアが来てくれたことです。日本のキリスト教会の数が減少傾向になる中でこんなにも応援がいただけたことは何よりの感謝です。
地震直後で混乱状態の中、ハンガーゼロやオペレーションブレッシング、キリスト全国災害ネット(キリスト教会、諸支援団体などが加盟)がすぐに駆けつけてくれたので支援に着手することができました。ハンガーゼロの支援教会による炊き出しや「FUKUSHIMAいのちの水」からの大量のペットボトル水は被災者に喜ばれました。皆さんは能登ヘルプの伴走者のような存在となり、共に活動を支えていただきました。
最近の活動事例は
昨年12月、輪島市門前町の仮設住宅でクリスマスケーキを戸別配布するプロジェクトで、ご婦人たちから「最初は心が折れていました。でも(能登ヘルプが)何度も何度も来て催しをしてくれるので、だいぶ元気になりました」とのお声を聞くことができました。例え小さな支援でも積み重ねていくことで信頼関係が生まれ、そうした声も聞けるようになったと感じています。他にも手伝った被災者から教会の日曜礼拝に行ってみたいとか、お寺の住職から聖書を読んでみたいという声も聞いています。
被災者へのアプローチ
被災者から関係を切られてしまわないよう、寄り添い続けることが大切だと考えています。当然ですがキリスト教に抵抗がある被災者もおられますので、地域社会のニーズ(物資配布やボランティア支援)にまず応えつつ、キリスト者の団体として被災者の心のケアにもバランス感覚をもって寄り添えるように心がけています。そのためにも、被災者のどのような要請にもできる限り応えるようにしています。
これからの役割や活動方針
現在は被災場所の片付けの支援から、避難先の仮設住宅支援に移りつつあります。ただ信頼関係が出来てやっと本当の必要を言われる人たちもいます。だから被災場所の支援はこれからもあるとも思っています。未だ手付かずの被災現場もありますから。
いま穴水町に活動ベースを設置する計画を進めています。支援のために被災地に入る人が少なくなってきて寂しく感じる被災者も少なくありません。だから被災地に新たな場所を設けて、そこに宿泊して被災者との関係を継続しながら支えていければと願っています。将来はキャンプ場みたいな形でいろいろなニーズにも応えたいですね。
写真:私たちの教会では能登ヘルプに参加された方のために宿泊所を開設していたので、信じられないくらい忙しかったです。(岡田代表の奥様)
緊急募金受付中
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00170-9-68590 (一財)日本国際飢餓対策機構 必ず「能登地震」と明記のこと
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