ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2025年02月21日
八尾トーヨー住器株式会社
企業の原点である"誰かに喜ばれる"を問い続けています
八尾トーヨー住器は1974年に設立、住宅・ビル用建材や資材、太陽光発電システムなどを販売する中堅企業として成長を続けています。2017年、同社が地域住民との交流を図るチャリティイベントで集まった募金の寄付先にハンガーゼロを選ばれたことを契機に、協力関係が始まりました。以来、災害対応のハンガーゼロ自販機設置、大阪マラソンに2年連続でチャリティランナーさんを送り出すなどの様々な応援をいただいています。昨年の能登半島地震では、建築資材の提供を通じて緊急・復興支援活動を応援していただいています。金子真也社長と今中泰俊SGDs推進リーダーに企業としての取り組みを伺いました。
今中氏▶ハンガーゼロの清家さん(理事長)にSDGsの話を聞き、調べてみると建築分野も関係あることが分かりました。それでSGDsの17のゴールの一助になればと考え、毎年秋口から年末にかけて「拡大キャンペーン」を実施しています。取引先の工務店さんに「この製品を購入いただくと御社もSDGsに協力(売上の中から募金)できますよ」というものです。
また年明けに「チャリティカレンダー市」(5回目)というのを行っています。年末になると様々な取引先からカレンダーや手帳をいただくのですが使いきれずに廃棄処分していました。それを有効活用するために地域の皆さんに一部100円以上で販売し、その売上金全額をハンガーゼロさんなどに寄付させていただいています。今回も40名位の方が近隣から来てくださいました。
金子社長▶その際にハンガーゼロさんの活動をご紹介すると、「それはいいことですね。じゃ1,000円置いておきます」と協力してくださるんです。このカレンダー市は紙資源の環境負荷を減しつつ寄付につなげるものとしてこれからも続けていきたいと思っています。
金子社長▶能登の被災地にハンガーゼロさんとご一緒させていただいたり、カレンダー市やチャリティフェスティバルに取り組む中で社員が近隣の知らない方々から「ありがとう」という言葉をいただくと、困っている誰かにまた何かしたいという気持ちにもなります。
今中氏▶私は働く人のお困りごとを解決したり、誰かに喜んでいただくために仕事があると思っているので、そういう意味ではハンガーゼロさんが目指すものに近いと思っています。もちろん企業として利益を出す必要はありますが、社長はそれだけでなく企業としての原点や働くことの意味を我々に問いかけられています。
被災者を支援する活動拠点に建築資材で応援
金子社長▶能登半島地震が起こり、建築資材で応援できないかと考えてる中でハンガーゼロさんが緊急支援を始めていることを知り、現場に行かせていただきました。被災地でいろいろな提案がなされる中、最終的に支援組織の「能登ヘルプ」の活動拠点である内灘聖書教会の窓(サッシ)の入れ替えの支援をしました。さらに現在、LOVE EAST(ハンガーゼロの協力団体)の活動拠点(羽咋市内)に入浴設備を設置する段取りを進めています。
今中氏▶能登のこともあって昨年のチャリティフェスのテーマを防災にして、来会者に豚汁の炊き出しを提供することにしました。これは今後起こるといわれている南海トラフ地震に備えて地域の皆さんの助けになるのではとも考えています。今後もう少し練習を積んで、できれば炊き出しチームのような形でハンガーゼロさんの活動現場で協力できるようになればと思います。会社のトラックも社長のキャンピングカーもありますから(笑)。