2025年01月08日

ザンビア活動地で緊急食料援助を実施

ハンガーゼロは、アフリカ・ザンビアにおける海外パートナー「Ainoteザンビア」からの緊急要請に応じて活動地のカラング村における干ばつ被害家庭に対して緊急食料援助を実施します。

支援する世帯：孤児を受け入れている家、子どものみで暮らす家、寡婦、身体障害者、高齢者など深刻な干ばつにとくに苦しんでいる約70世帯（１世帯５人前後）

食料支援期間：2025年１〜２月　

支援内容：メイズ粉25kg、調理油２L、うずら豆５kg、ピーナツバター1kg、大豆ミンチ3kg、塩1kg、砂糖2kg

ハンガーゼロ支援額：6000ドル相当

 

　カラング村のある南部州は、以前はザンビアの主要な穀物生産地でしたが、4 年にわたる干ばつにより、この地域の農業生産力は年々弱まっています。カラング村の人々は勤勉で、干ばつの影響を受けながらも、雨季には自分たちの手で食料を栽培し何とか耐えてきました。しかし、通常は 11 月には降る初雨が今年は 12 月までずれ込んだ上、雨量が大変少なく、やっと植え付けた作物も多くが枯れてしまっています。穀物の貯えもとっくに底をつき、ほとんどの人が、1 日 1 食がやっとという状態です。中には、野生の果物や食べられる根っこを探して何とか生き延びているという人もいます。

　ある程度余裕のある暮らしをしていた人たちも、財産である家畜を手放さざるを得ないところまで追い込まれていますが、その家畜もまた、水不足とそれによる放牧草の不足のために弱っており、多くの家畜が命を落としています。

【緊急食料援助の概要】

　今回の緊急援助は、食料確保に不安のある家族に最大 2 ヶ月間の食料を提供し、次の収穫まで何とか持ちこたえることができるようにすることを目的としています。

　更に、現在取り組んでいる共同農園やウサギの飼育の活動を広げ、地元での食料生産や起業についてのトレーニングを行うことで、地域全体の長期的な生計の向上を目指していく予定です。

　カラング村での取り組みは、こちらの2024年の視察レポートでご覧になれます

　ザンビア緊急募金にご協力をお願いします！　

緊急募金は①郵便振替　②ウエブサイトからクレジットカード決済又はコンビニエンストア決済の２種からお選びできます。

①郵便振替　00170-9-68590 （一財）日本国際飢餓対策機構　　必ず「ザンビア緊急募金」と明記をお願いします

②ウエブサイト こちらから受付いたします。