新年のご挨拶 ハンガーゼロ理事長 清家弘久 | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。

新年のご挨拶 ハンガーゼロ理事長 清家弘久

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 2025年を迎えました。昨年1月1日、日本中がお正月気分に浸っていた時にまさかの能登半島地震が起こりました。私たちのスタッフはすぐに能登に駆け付けて救援に入りました。現在も泥出しや崩れた壁の撤去作業などの支援活動が続いています。被災された方々には仮設住宅が6,000戸以上作られ1万人以上の方々がそこで年を越しています。

 支援者の皆様からたくさんの応援をいただき、1年にわたって能登の方々のために支援ができたことに感謝申し上げます。続けて被災地の人々のためにお祈りください。

 ウクライナではロシアとの戦闘が3年経とうとしています。ここ大阪の八尾に避難されているウクライナ人母娘さんも、「いつ戦闘が収まるのか」終わりが見えない戦いに疲れを覚えておられます。ウクライナに残っている息子さんも、従軍医師として招聘されて戦闘地に送られました。現地で働く私たちのスタッフの王さんから、男の人たちが次から次へと戦場に駆り出されているとの報告をもらいました。ウクライナからの動画には、徴兵をいやがる男性たちが軍によって連れられていく姿が映されています。犠牲者数は両国とも明らかにしていませんが、すでに数10万人の生命が失われています。戦争が終ったら学校が再開されていくように、日本各地で催しを開いてウクライナの学校再建のために動いてくださっている支援者の方がおられます。子どもたちが安心して学校に行くことができるためにも早くこの戦争に終止符が打たれることを願っています。

 昨年の夏は暑さが長引きましたが、私たちが支援させていただいているアフリカ南部のザンビアでも、支援地を含む広い地域で干ばつが広がり、井戸が枯れて家畜が死んでいく(80年代のエチオピアを思い出すような)映像が送られてきました。生命に直結する水の不足は、深刻な飢餓を生み出していく原因になります。ザンビアだけではありません。この干ばつの影響は隣国のジンバブエ、マラウイ、モザンビークに広がり、2,400万人に深刻な影響を与えていると国際機関は報道しています。私たちの団体も、何が効果的な支援であるかを現地パートナーに聞き、支援をしていきたいと考えています。

 「主よ、わたしを平和の器とならせてください」で始まる「平和の祈り」のアッシジのフランシスコが「いつも福音を述べ伝えなさい、必要ならば言葉を用いて」と語りました。それは聖書の「言葉や口先で愛することをせず、行いと真実をもって愛そうではありませんか」(第一 ヨハネ3:18)を実践する言葉です。ハンガーゼロは2025年も皆様からの応援をいただきながら、必要な人に必要な支援を行なわせていただきます。

ハンガーゼロ理事長 清家弘久

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