9/23-27 能登半島地震支援活動報告 | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

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9/23-27 能登半島地震支援活動報告

報告者:高橋秀幸スタッフ

2024年9月23日(月)~27日(金)、東海福音フェローシップ(TEF)の11回派遣チーム(7名)として、能登のボランティア(能登ヘルプ)に参加しました。

9月24日 ワーク一日目
 三日間のワークは、ますは能登ヘルプの基地である内灘聖書教会へ集合し、ミーティングを行い、ボランティアワークをする場所の割り振りを行いました(私たちTEFチームのほかに、台湾チーム2チームや神学校、諸教会からのチームがおられました)。一日目、私たちが割り振られたのは、志賀(しか)町の個人宅でした。このお宅は、地震によって納屋が傾いてしまいました。そのため、納屋を取り壊すことになったため、中に収納されていた多くの思い出が詰まった物を出して、捨てるものと残すものを仕分けし(ほとんど、捨ててよい、ということでしたが、確認しつつ仕分けをしました)、捨てるものをトラックに積み込んで、臨時のごみ集積場に持っていきました。家のご主人から、地震の様子を聞かせていただきましたが、相当大きな地震だったのだと改めて思わされました。

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9月25日、26日 ワーク二日目、三日目
 ワークの二日目、三日目は、ともに、輪島市にある個人宅に向かいました。このお宅は、輪島聖書教会の教会員のご夫妻のお知り合いとのことで、教会員ご夫妻のお宅からはすぐそばにあります(輪島聖書教会からは徒歩、5分くらい)。前日の志賀町への道はさほど感じられませんでしたが、輪島への道(志賀町を通りすぎてさらに北)は、穴水町の手前くらいからかなり悪くなっており、波打っていたり、ボコボコになっていたりしていました。輪島の街は、1月の地震によって倒壊した建物などが至るところに見られ、その復興もままならないうちに、今回の水害が襲ってきました。ようやく、仮設住宅が建てられ、入居したと思ったら、水害によってその仮設住宅が使えなくなった場所もあります(輪島聖書教会のすぐそばです)。

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 私たちが作業させていただいた地域は、そのあたりでも低いところであったので、水嵩が一時は、私の背丈ほどになったとのことです(隣の家に停められていたアルファードが完全に埋まってしまうほど)。私たちが作業をしたお宅の奥様は水嵩が上がって来る時の恐怖をお話してくださいましたが、それは想像を絶するものであったのだと改めて思わされます。

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このようにして水没した1F部分3部屋の床下の泥出しを二日間で行いましたが、写真のように、一日目は、すぐに泥出しの作業をしたのですが、これだと、写真に見えている木枠が泥まみれになり、後で拭く作業が大変になること、そして、その下に少し見えている泥を踏みつけてしまうと、掻き出す作業がしづらくなるので、このお宅での二日目には、写真のように、泥部分をできるだけ踏まないように、まだ泥が付いていない長靴で木枠にのったまましっかりと木枠に養生してから泥出しを行いました。

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ワークを重ねるごとに、このチームの連帯感が高まり、いちいち言わなくても、一人ひとりが自分のやるべきことを考え、進んで作業したので、とてもはかどりました。このお宅のご夫妻は、前述のように、教会員のご夫妻と知り合いです。その関係から今回、ボランティアに入ることができたのですが、輪島聖書教会(荷物置き、昼食休憩のために場所を開放してくださっています)の荒川康司師が、「すべてのボランティアの作業が終了しても、私たちとの関わりは続きますよ」と言っておられました。地域の方々は、私たちが入らせていただいたお宅を含め、みな、肉体的にも精神的にも疲弊しています。それは、荒川先生ご夫妻や教会員の方々も同様ですが、そのような町に教会があり、教会が地域とつながり続けていくというその言葉に、祈らないではいられなくなりました。輪島聖書教会がこの地に置かれていることの大きさを改めて覚えます。

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上の写真は、予定していたワークを終え、お宅のご夫妻を囲んで、チーム(TEFチーム+岐阜の教会の二名)とともに写した記念写真です。ご夫妻にとって少しでも励まし、力になれば、と願いながら作業をしてきました。この記念写真の時に、ご夫妻に少し笑顔が戻ってこられたことが何よりの感謝なことでした。しかしながら、この家にしても、まだまだ作業はたくさん残されています。続く、ボランティアが必要です。何とか、背中を押されてボランティアに応募する方々が起こされるようにと願います。

 緊急募金受付中 

①郵便振替 

 00170-9-68590 (一財)日本国際飢餓対策機構 必ず「能登地震」と明記のこと

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