能登豪雨に対する支援活動速報(9/24) | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。

能登豪雨に対する支援活動速報(9/24)

ハンガーゼロは記録的な豪雨により水害被害が拡大している能登地方での被害調査と緊急支援のため近藤以下スタッフ3名を派遣、パートナーの能登ヘルプに協力して活動を行いました。

9/24(火) 水害にあった輪島市内の住宅での泥出し、片付けについて

報告:常務理事 近藤高史

能登豪雨0924_1.JPG


■輪島への交通について
輪島への道は、穴水を過ぎ、輪島方面に差し掛かる辺りで所々冠水したり、片面通行のため一部渋滞しますが、10分程で通り抜けられます。
左手の河原田川の水位は下がっていますが、まだ泥色で流木などが橋桁に掛かっている状況です。
珠洲までの道路も能登ヘルプに聞いたところ、珠洲までは問題なく行けるがその先は不明とのことでした。
門前の山間部では水害があり、門前聖書教会のあたりは大きな水害はなかったとのことでした。

輪島の手前_片面通行.JPG

■輪島での泥出しの作業
輪島聖書教会で台湾からの17名のチーム(フランス人1名を含む)と合流し、昼食後、歩いて7分ほどの被災された方の住宅に向かいました。

午後の3時間ほど1階の2部屋を清掃しましたが、河原田川からの水が床上1mほどに達したとのことで、床一面には泥が積もった状態で、机や家具もすべて水をかぶっており、ご家族の指示の元、残すものと捨てるものの仕分けから始まりました。
床の泥を外に出し、残すものはきれいに水で洗い、家具の洗浄を行いました。

屋内の泥だし01.JPG

地震の後、必要なもの以外は捨てたつもりだったのに、また今回の水害で、もう一度、捨てるものと残すものを仕分けすることになるとは思わなかった。
気持ち的にはとてもつらいけど、多くの人が片付けを手伝ってくれるので、本当に助かるとのことでした。

泥だし01.JPG

■地震以来、支援を続けて来られた輪島聖書教会 荒川牧師のお話
今回は川を挟んで向かいにある「宅田第2仮設住宅」でも142戸ある住宅ほぼすべてで床上浸水したとのこと。
やっと仮設の鍵を受け取って数日でまた被害に遭い、避難所に逆戻りした人もいるでしょう。
孤独になり心が折れないよう、祈ってほしいとのこと。
教会から歩いて10分もかからない地域で、何軒も泥出し、片付けの依頼を受けており、新たな支援のニーズが増えたので、ぜひ輪島にボランティアに来てほしいとのこと。
牧師夫人からは、道路の泥が乾いて粉塵がひどいので、マスクや防塵メガネもあるとよいとのことでした。
飲料水や古タオルが輪島聖書教会に一旦集められ、配布されているようです。

輪島聖書教会にボランティア集合.JPG

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