チャイルドサポーター カンボジアの新支援地 | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。

チャイルドサポーター カンボジアの新支援地

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10月から北部の3地区30村で活動をスタート

FHカンボジアは、2024年10月からタイ国境近くのカンボジア北部オッドーミアンチェイ州ソムローン郡にある3つの地区の30村、計6,272世帯への支援活動を開始します。

カンボジア新支援地.jpgカンボジア国旗.jpg 支援の対象地域は、Bosbov地区の8村、Koun Kriel地区の14村、Samraong地区の8村です。これらの地区には収入、保健衛生、栄養、教育など様々な課題があります。ハンガーゼロは、これらの地域で行われるチャイルドサポーター活動の支援をいたします。

地域の子どもの状況

 地域の人々は、農業だけでは7月までしか家族が食べていけないため、乾季や収穫期ではない時期は季節労働者として国内外に一時的に移住する傾向が見られます。

 この地域では、ほとんどの子どもが母乳で育てられていますが、働いている親は仕事に復帰するために生後 3ヵ月間は母乳で育てた後、離乳してミルクやお粥を与えます。親が国内外に移住した場合は祖父母が育てますが、粉ミルクは入手が容易ではなく、町でしか入手できないため、裕福な家庭しか買えません。

 初等教育を受けている子どもは男児よりも女児の方が多く、その理由の1つは、男児は女児よりも身体が丈夫なので、家族の農業、稲刈り、その他の肉体労働を支えるために必要だからです。Bosbov地区の6歳児の24.8%が小学校を中退し、Koun Kriel地区では12.5%の子どもが初等教育を受けられていません。親の中には農業に忙しく、遠く離れた場所に働きに行っている人もいるため、子どもの勉強を助けることができないばかりか、子どもたちに勉強をやめて家族を支えてほしいと頼む親もいます。また保護者が読み書きができないために、子どもへの教育に協力したり関わることができない場合が多々あります。

教師やトイレ設置不足が教育機会の妨げにも

 これらの地区には幼稚園はありません。村から遠く離れた所に公立小学校にあり、Koun Kriel地区では、幼稚園は地区から約2㎞離れた公立小学校内にあります。また幼稚園や小学校で教える教師の数が限られていること、小学校のトイレが生徒数に見合っていないことが、子どもたちが幼稚園や小学校低学年教育を受けられない理由の一つだと考えられています。小学校児童100人あたりトイレの数は、Bosbov地区で2、Koun Kriel地区で3、Samraong地区に2か所となっています。 

 新しい支援地域の子どもたちと家族、そして地域が自らの力で貧困から脱却することができるように、皆様のご支援とご協力をよろしくお願い致します。

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