2024年04月19日

森祐理親善大使　トルコ地震被災地訪問　～アンタキヤにて公演～

報告：申スタッフ

4月18日（木）早朝、サマンダーからアンタキヤに移動しました。
アンタキヤはハタイ県の中で最も復興が遅い地域で、一年前に訪れた頃とほぼ変わらない状態でした。
しかし、多くの店が営業し、町には多くの人と車が行き交い、賑わいを取り戻していることを感じます。

午前中、メシヒチレル教会仮会堂にて森祐理親善大使による公演を行いました。
教会の近くに暮らしている住民、子どもからお年寄りまで、約120名が集まり、励ましと慰めに溢れる素晴らしい公演になりました。

ひとりのご婦人は、去年の地震により、家族と親族の12名を亡くしました。
集った方々は皆、心に傷を持つ方々です。
ご婦人たちの多くは、公演が終わっても家に帰らず、森親善大使と写真を取りながら交流をしました。
教会の先生ご夫妻とメンバーたちは喜び、とても嬉しい笑顔になりました。

午後は同じアンタキヤにある仮設住宅の教会で、公演を行いました。
公演には近所の被災者約60名が集まり、素晴らしい慰労公演となりました。
外国から来られた8名のボランティアも、森親善大使の歌声とお話を聴きながら、涙を流し感動していました。

森親善大使が、大好きだった弟さんを阪神大震災で亡くしたことを話すと、教会の方々は悲しい表情をされました。
「しかし、それがきっかけで福音歌手になり、これまで様々な場所、特に地震の被災地を訪問しながら奉仕しています。ハンガーゼロの親善大使になったのもそれがきっかけでした」
この言葉を受けると、教会の方々からは大きい拍手が巻き起こり、互いに励ましになりました。

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