物資支援レポート(ブルンジ・南スーダン) | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

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物資支援レポート(ブルンジ・南スーダン)

ハンガーゼロはFHカナダとの協働により、2023年も世界の最貧国であるブルンジと南スーダンに物資を届けることができました。


■ブルンジ共和国■
食料が最も必要な生活困窮者を対象に

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ブルンジ共和国は、国民の多くが貧困ライン以下の生活を強いられている最貧国の1つで、今も情勢が不安定な中、2024年1月現在25万9千人以上※の人々が国内外で避難生活を送っています。
2023年5月、援助物資のスープミックス1,000ケース(10袋入り)が、ブルンジ共和国に到着し、FHブルンジの活動地域で、食料を最も必要としている人々、孤児、傷病者、避難民、高齢者、囚人、未亡人などに配られました。
1人につき6箱、特に障がい者家庭、未亡人、食料不足で学校に通えない子どものいる家庭などには、より多くを配給しました。受け取った人々は、米やキャッサバ、芋などと食べる人もあれば、お金がなくてスープだけしか食べられない人もいました。

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食べ物の支援によって子どもたちは楽しく学校に通い、貧しい人々の健康状態は改善されますし、家族は飢えずに過ごせるので収入を得るために働く力も出ます。
支援を受け取った人々は以前より健康状態が良くなり、生活も変化して希望を持つようになってきています。
FHが行っている農業や小規模の養蜂や手工芸、縫製のプログラムに参加している人もいます。
人々が将来、外からの援助に頼ることなく自立できるようになるには、食料やそれ以外の物、様々なプログラムなどの支援がどれだけ届けられるかにかかっている、とFHブルンジのスタッフは述べています。

■南スーダン■
紛争から逃れてきた避難民キャンプで

南スーダン物資支援①.png

2023年4月にスーダンで勃発した紛争により、800万人以上が国内外で避難を強いられ、スーダン全土で多くの人々が緊急性の高い食料不安に陥る事態となっています(*2024年2月時点)。
数百万人の子どもがコレラやマラリア等の危険にさらされ、子どもの3人に1人が学校に通っていません。
援助物資の医薬品15箱は6月に南スーダンの首都ジュバに到着、現地パートナーのニューテスタメントキリスト教会の担当者が受け取りました。
東エクアトリア州のパジョクとジュバにある2つの避難民キャンプから代表者が来て医薬品を持ち帰り、それぞれのキャンプで用いられました。

南スーダン物資支援②.png
医薬品を受け取った人々は長期にわたる独立戦争によって避難民となった人々で、未亡人や孤児、傷病者などです。
パジョクでは大人と子ども合わせて500人でした。
ジュバに避難している人はさらに多く、1つのキャンプに800人、もう一つには500人が登録されていました。
これらの人々は南スーダンにおける2つの民族グループの衝突に巻き込まれた人々で、文民保護(ProtectionofCivilians)の対象となっています。
援助物資は人々にとても役立っており、医薬品の支援者に大変感謝しています。
女性たちは、支援者にぜひ一度南スーダンに来てもらってひざまずいて十分にお礼を言いたい、と言っていました。


(※数字はUNHCR国連難民高等弁務官事務所発表)

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