ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2024年04月03日
【物心両面で最も貧しい避難民を助けています】
ウクライナの避難民支援のためにハンガーゼロが派遣している王楠穎さんは、昨年12月に日本で支援者に報告活動を行った後、台湾への一時帰国をへて再びウクライナに入り精力的に活動を続けています。
活動にあたっては避難民支援に取り組んでいるウクライナの様々なキリスト教会やNGO(民間援助組織)ほかグループとの協力を適時判断して行っています。
現在は、老人福祉施設(子ども関連も含む)などでの食料・日用品・発電機の提供、教育プログラムのサポート、貧困家庭が越冬するための薪(木材)提供などの支援活動を行っています。
また、こうした活動への理解と協力を促すためにキリスト教会連盟が主催するセミナー(NGOらも参加)に自ら出かけていってハンガーゼロの取り組みを紹介して協力の輪を広げることもしています。
<激戦地の教会牧師が語った証言の衝撃>
2月に行われたセミナーでは、ロシア軍の支配が6割にまで進んでいる激戦地ヘルソン州の牧師たちも参加、侵攻から今日に至るまで市街地や山間部で犠牲となった多数の人々の遺体の処置などを行ったことなどが写真や映像で紹介され「とても衝撃的な報告で祈らずにはいられませんでしたし、もっとみんなで助けあっていかなくてはならないと思いました」(王さん)とのことです。
<戦争の長期化による新たな火種>
ロシア侵攻から2年が経過する中で戦争の終結がまったく見通せない状況が長期化し、ウクライナ国内の人々の生活環境は以前よりも厳しくなりつつあります。
王さんによると「ロシアにより黒海から穀物が輸出できないので、陸路で周辺国(ポーランド、スロバキア、モルドバなど)に持ち込んだら、農業従事者が安価な穀物の流入に猛反対して、自分たちでウクライナからの車が入れないように封鎖したりしています」とウクライナと周辺国と間の問題も生まれてきているとのことです。
ハンガーゼロはこうした現地からの報告を元に、いまの求められるニーズを見極めつつ厳しい生活環境下にある貧しい人々や子どもたちのために支援を継続していきます。
ぜひ関心をもち続けていただき、これからも応援をよろしくお願いいたします。
12月2日~1月末の期間、クリスマス募金となります。
今回支援する(クリスマス募金)毎月1000円から任意の金額で始めて頂けます。
継続的に支援する