ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2024年03月11日
3月11日、ハンガーゼロ親善大使の森祐理さんが輪島市門前町の「もんぜん楓の家」と七尾市中島町の「秀楽園」の二つの福祉施設を訪れ、歌とお話しで入居者や通いの利用者さんを励ますひとときをもちました。
「楓の家」には現在40名近くの方が入居されていますが、半数近くは地震で自宅が全半壊し、一時避難先として利用しておられます。森さんはお一人お一人に優しく寄り添いながら、唱歌や懐かしい歌謡曲を歌われました。自然と皆さんからも歌声が広がっていきました。
楓の家の岡山施設長さんは「一時避難のために要介護者が入られると、さらに認知が進んだり、体の変調になるのではとの心配の声をよくお聞きするのですが、実際はその反対なのです。地震によりいろいろなことで私たち職員も被災し手一杯の中、それを見て入居されている方が、『自分も頑張らないと』というような思いになってくださり、車椅子だった人が立ち上がったり、自分でできることを始められたり、本当に私たちもびっくりしています。今まで介護しすぎていたのかと、今回皆さんを見て学ばされています」と語ってくださいました。
「もんぜん楓の家」の施設訪問は、地元で被災者支援を続けている門前聖書教会の皆さんの活動のつながりにより、実現しました。また今回、2007年の地震や教会50周年で奉仕された森さんとの再会をとても喜んでくださいました。
七尾市「秀楽園」
こちらには当初80名の入居者がおいでになりましたが、地震でライフラインがダメになり、石川県下の被災地でも一番最初に2次避難の対象施設となり、近隣の富山県などに移動されています。この日は、近くで暮らすデイサービス利用の20名近くの方が、森さんの来訪を聞いて喜んで集まってきてくださいました。また職員さんからは「コロナ以来、こうした慰問をしていただけるのは3年ぶりで、利用者さんだけなく私たち職員にもとても励みになりました。本当によかったです」との声を聞き、森さんも大変に喜んでおられました。
歌の合間、3月11日の東日本大震災の時をむかえ、みなさんと共に黙祷を行う森さん。
明日12日にも2ヶ所を訪問します。森さんから歌とともに、温かい靴下や肌着などの支援をお届けします。
報告:鶴浦・門スタッフ
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