ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2024年01月10日
大阪シオン教会で、昨年7月から「ハンガーゼロ自販機」を設置したところ、飲料水の販売が当初の予想を大きく越える月1,000本以上になることもあるとのことです。
同教会の安達隆夫牧師(ハンガーゼロ評議員)にお話を伺いました。
大阪シオン教会(東大阪市)「自販機は予想以上に利用されてびっくりしています!」
Q ハンガーゼロ自販機設置の経緯をお話しください
設置してもらったのは、2022年7月からです。それまで教会内には飲料販売コーナーがありました。日曜日朝の礼拝のあと、ゴスペルクワイヤーの練習とか若い人たちの集まりなどで教会に残る人たちのために飲み物は必要なのです。ただその都度安い量販店に買いにいくのは手間だし何かいい方法はないかと考えていました。それでこの自販機を設置すればそういう手間も省けるし、さらに少しでも募金になるなら試してみようということになりました。
Q 自販機設置後の状況は
教会の場所が幹線道路から離れた住宅地の中にあるので、飲み物はそんなに売れないだろうなと思っていました。おそらくキリンビバレッジさんの見立ても同じだったと思います。だから自販機のラッピング(ハンガーゼロ仕様の外装)もなかったのです。しかし、最初の月から700本も売れました。正直びっくりしました。もちろん教会員には「どうせ飲み物買うならここで買って」程度のお勧めはしましたが、それでもせいぜい3分の1位ですから、ご近所の皆さんが買ってくださっているようです。中には毎日のように数本買っていかれる方もおいでになるようで、嬉しいですね。今年8月(昨年)には、めちゃ暑かったこともあり、初めて月に1,000本を越え、9月もよく売れていました。
Q 利用されるために何か工夫されたことは
特に何もしていません。ただ教会には子どもや若い人たちが多くいるので、キリンさんには「コーヒーとか水ばかりが並ぶのだけはやめて欲しい。できるだけいろんな飲み物を入れてください」とお願いしました。あとは値段ですが、ほかの自販機よりも平均的に安くなっているのです。これはこちらから要求したことではなかったのですが、それも良かったと思います。
Q 設置して困ったことは
これまでのところ特にありません。むしろこんなに売れて募金も定期的にできているので、教会には何もマイナスになることはなかったなと実感しています。当初は自販機を置くとその周りにゴミがたまるとかとても心配しました。しかし、今はよく売れることもあり、毎週1回ペースで飲み物補充と空容器の回収に来てもらっているので問題ありません。また予想以上に飲料水が売れるということで、すぐにラッピング仕様の自販機に入れ替えていただきましたので、ハンガーゼロへの協力を宣伝できるようになって良かったです。あとは備蓄(パン缶と水の提供)も実現するならさらに嬉しいと考えています。
自販機設置のご相談は、大阪事務所まで。