【Hunger Zero活動報告】 医薬品・食料援助 | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

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【Hunger Zero活動報告】 医薬品・食料援助

ウクライナでの戦争や新型コロナなどの影響により、援助物資の調達・輸送が非常に困難な中、2022年もFHカナダとの協働により南スーダンとブルンジで待ちわびている方々に必要な物資をお届けすることができました。スープミックス のコピー.jpg

【ブルンジ】
食料入手困難な家庭にスープミックス配布

 ブルンジ共和国は80% 以上の人が貧困ライン以下の生活をしています。援助物資のスープミックス(10袋入)960箱は、8月にブジュンブラ港に到着した後、現地パートナーであるFH ブルンジの活動地域、カヤザ州のカバロレ、ンゴジ州のムウンバ、ルイギ州のギスルで、最も必要性の高い家庭に配給されました。配給は1 年の中で特に料入手が困難になる、作物植え付けの頃に行われ受け取った家庭が何とかこの時期を乗り切れるようFH は期待していす。
 カヤンザ州カバロレのソンゴレコミュニティでは、村のリーダーやボランティアたちとFH の担当者が話し合い、12 人の母親に7人家族で30日間食べられる量のスープミックスを配給しました。(写真㊤)

ブルンジ1.jpg

 スープミックスを受け取ったセリーヌ・ニラギラは、夫をなくし7人の子どもがいますがそのうち8 ~ 17歳の4 人の子どもと暮らしています。15歳の子どもはチャイルド・サポーター支援を受けていて、セリーヌは貯蓄グループに所属し、保健衛生、農業、教育のトレーニングなどの活動にも参加しています。
 セリーヌは「私は右手に障害があるため、食事の用意に人手を借りなければなりません。野菜スープは片手で簡単に調理できるので大変助かっています」と言っています。またスープに入っているニンジン、玉ねぎ、ほうれん草などはこの地域でも育つと学んだので子どもたちと栽培してみようとも思っています。彼女の子どもたちは学校に通い勉強を続けることができそうです

【南スーダン】
2つの国内避難民キャンプに医薬品を提供

南スーダン1.jpg

 2011年の独立後も国中の至るところで紛争や暴力が続き、今も南スーダン国内の避難民は*140万人以上に上っています。
 援助物資の医薬品は7 月にジュバに到着し、現地パートナーのニューテスタメントキリスト教会の担当者が分配。東エクアトリア州のパジョクとジュバにある2つの避難民キャンプから看護師が来て受け取りキャンプ内で用いられます。
 国内避難民キャンプに逃れて来ている人たちは、援助物資に頼る以外に生きていく術がありません。ジュバのキャンプのうち、一方には親を亡くした子ども、夫を亡くした女性、病人やけが人が集まっており、もう一方は、病人やけが人に加え、自らが負傷していたり戦禍の中で妻を亡くしたりした男性たちがほとんどとなっています。
そのような人々に対して、政府は十分な医療サービスを提供できていないため、このような医薬品の必要性は非常に高いです。

南スーダン2.jpg

*国連人道問題調整事務所2019年発表

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