シエラレオネに希望の光 | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。

シエラレオネに希望の光

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資源に恵まれていても飢餓人口は70%以上にも

シエラレオネ共和国は、西アフリカの南西海岸に位置していて西には大西洋があり、ダイヤモンド、金、鉄鉱石などの鉱物資源の他、木材製品、農産物、魚類などの天然資源が豊富です。また雨季と乾季が6ヵ月ずつで、農業に適した地域でもあります。
 しかし1991~ 2002年の間激しい内戦が続き、さらに2014~ 2016年のエボラ出血熱の流行で多くの人が亡くなって、子どもたちが路上に残されました。この内戦とエボラ出血熱の流行の後で起こったコロナの大流行は、シエラレオネを含む貧しい国の経済をさらに困難に落とし入れました。シエラレオネは資源に恵まれているにもかかわらず病気、栄養失調、飢餓が人口の70% 以上にも及び、貧しく、人々の必要に応える持続可能な開発を進めることは不可能に見えました。

国際飢餓対策機構から新しいプログラム

シエラレオネの人々は皆希望を失い、将来への不安にかられていました。しかし2021年7月、ハンガーゼロの海外パートナーのFHIF(国際飢餓対策機構/写真㊦)によって新しいプログラムが紹介されたことで、人々に未来への希望が芽生えました。暗がりの中の希望の光でした。
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コヤ首長国にあるマコロ村、マラル村、ソンゴ村のコミュニティがこのプログラムの対象地域として選ばれました。そのうちの一つ、シエラレオネの首都フリータウンから約30㎞離れたマコロ村では、女性のほとんどが未亡人、シングルマザー、および戦争の犠牲者で、女性が家族のために懸命に働いていましたが、家計のやりくりは非常に困難でした。

女性リーダーが変化をもたらす

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貧困から抜け出す方法として、コミュニティと農業に関するビジョンが彼らに紹介されました。 彼らは学習が速く、そのうちの 1 人はとても優秀で、彼女が女性たちの行動の変化を起こし始めました。彼女の名はラマトゥ・フォファナ!彼女は人々を奮い立たせて農作業を行い、チームのリーダーとして働きました。20エーカー以上の広大な土地を開拓し、米、キャッサバ、ピーマン、キャベツ、スイカなどさまざまな作物を植えました。そして、素晴らしい収穫が与えられました。新たな始まりです。これらの女性は今や農業活動を通じて食料を家族に提供しています。今シーズンは活動を拡大し、より多くのグループを育てる予定です。先駆的なグループは自給自足の実現と収益性のある農業に取り組んでいます。この農業活動の支援を可能にしてくださった皆さんのご支援を感謝いたします。

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報告:ジェロム・カセバ(アフリカ地区担当)

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