【2022クリスマス募金】コンゴの人々や子どもたちに愛の贈り物を届けよう | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

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【2022クリスマス募金】コンゴの人々や子どもたちに愛の贈り物を届けよう

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 コンゴ民主共和国は世界で最も貧しい国の1つで、とくに農村部の人々は飢餓、早婚、民族紛争の問題に悩まされています。親が子どもを学校に通わせ、食べ物を提供することで、早婚のリスクを減らし安定した豊かな成人期を迎えることができます。ハンズ・オブ・ラブ・コンゴ(以下HOLC)は、地方に暮らす人々が自らの手で食料を自給できるようにし、キンシャサやルブンバシなどの都市部に住む人々にも、食料を手に入れて生計を立て直すた めの機会を提供しています。さらに地元の家庭を励まし子どもたちを暴力犯罪や飢餓から守る活動も行っています。現在コンゴでは3つのプロジェクト(農業、給食、和解のプログラム)を実施しています。
 
① 農業プロジェクト


この地域のポテンシャルに気づいた人々HOLCの活動は、コンゴで2番目に大きな町ルブンバシから500キロ離れたプウェトにある1つの村(ルブア)から始まりました。コンゴでの長年の紛争により、人々は様々なことを簡単にあきらめてしまうようになりました。この国には良い土壌や豊富な天然資源、豊かな熱帯雨林があるにも関わらず、人々は長年極度の貧困生活を送っています。多くの人々は自分たちは神に呪われ、見捨てられたと思っているのです。

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しかし私たちHOLCのプロジェクト実践とトレーニングを通して、懸命に働き地域社会で団結することで、飢餓から脱出し村が変化していく、また自分自身とコミュニティの能力を信じて考え方を変えることが、貧困から抜け出すための最善の方法だと人々は気づき始めています。実際、化学肥料に頼らなくても基本的なニーズを満たすのに十分な量を収穫できていることは、CAN-DO(やれば できる)という新しい考え方が、人々と村を変革し、共に飢餓と闘うために前進できるようになったことを意味します。農業プロジェクトは1つの村(ルブア村)から始まり、現在13村2千人以上が参加しています。私たちは種子や農具、貯蔵庫を提供し、地域のリーダーシップトレーニングを行っています。このプロジェクトは、地元の人々の意識を変え、働く価値観を変えています。援助による食料ではなく自分たちで家族のために食料が作られているのです。 このプロジェクトは地元の自治体から、他の地域への活動の拡大を要請されるほど大きな影響を与えています。しかし、他の地域も恩恵を受けることができるようにするためには、より多くのサポートが必要です。

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② 給食プログラム
孤児院やストリートチルドレンに提供

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首都キンシャサでの給食プログラムによって、孤児院の子どもたちは 1日1~2食を食べることができています。私たちのサポートに加えて孤児院では、キンシャサ郊外でキャッサバ、トウモロコシなど地元の野菜を栽培しています。育てられた野菜は子どもたちの食料となっています。孤児院のリーダーによるこの農業活動は、HOLCが地元のリーダーの自主的な取り組みの訓練を行い励ました結果、 2020年に本格的に始まったものです。孤児院では昨年10袋以上のキャッサバを生産することができました。またルブンバシの教会では、大人と子どものための日曜礼拝を通常通り行い、給食プログラムが実現されています。皆様のご支援が、コンゴの248人の子どもたちの生活に大きな変化をもたらしています。昨年は、キンシャサのストリートチルドレン112人に合計10,752食、ルブンバシのストリートチルドレン136人に13,052食を提供することができました。この支援は今後も継続、拡大していきますのでぜひ応援をお願いいたします。

 

③ 和解のプログラム
価値観の変革により和解と平和が実現

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以前にもご紹介しました和解のプログラムは、コミュニティと多くのバンツー族とピグミー族の生活に良い影響を与え続けています。3年前にプログラムが開始されたとき、バ ンツー族とピグミー族はまだ戦闘をしていましたがプロジェクトは1年後に順調に進みだし、これら2つの部族は考え方を変え始めました。私たちの和解プログラムは、1つのコミュニティと90人の受益者から始まりました。彼らの多くは、互いに違いがあっても「共に生きる」ことの重要性を学び生活が大きく変わったと言っています。お互いを認め合いながら平和に暮らし、平和が生み出す価値観によって行動していくようになっているのです。昨年から彼らは一緒に農業を始めました。この農業活動は、彼らが家族のために食料を生産するのを助けるだけでなく、ピグミー族とバンツー族の間に平和と信頼の環境を作り出しています。互いに戦い続け、殺し合いを続けたいと考えていた多くの人たちの間で、長い学びの後、和解と平和が実現したのです。さらに3つの村が和解プログラム参加を決断し、協力しあって農業活動を行っています。現在はこの2部族が住む4つの村が協力して、合計1,975人の受益者がいます。協力の輪がさらに広がるように応援をお願いします。

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