ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2022年08月29日
「ウクライナの人々の憎しみや悲しみは簡単には消えません。赦せるようになるには神さまの愛が必要です...」
ハンガーゼロのボランティアとして2度現地に入り、2ヵ 月半にわたってウクライナの難民支援活動に携わってこられた月井サムエルさん(本郷台キリスト教会伝道師)に聞きました。
Q 今回ウクライナ難民支援にかかわった経緯は
今までに日本の被災地での支援活動だけではなく、ネパールでの地震被害にあった小学校の修復にも参加したことがあるのですが、ウクライナの避難民のニュースを見て心を痛めていました。現地に行く心の用意はできていることを池田牧師(ハンガーゼロ理事)にお伝えしたところ、ハンガーゼロから要請がきていることがわかり、参加させていただきました。僕は、ただ困難にあっている人々のために祈るだけではなく実際に現地に行って、その場所で祈りたいのです。
Q ポーランドに入った最初の印象は
3月に行って3週間いましたが、その時は難民でごった返している、という感じでした。その後また2ヵ月支援に関わりましたが、今は様子が変わってきていて、家を壊されて避難 してくる人もいますが今だったら国に帰れるかも、と帰っていく人や、外国に避難していたけど行った所と自分の思いが違っていて、ここでは暮らせないと再び避難先を探している 人がいたりします。
Q 現地ではどんな活動をされましたか
最初はウクライナに徒歩で入って、国境での支援の様子を見せてもらいました。ポーランドから6回ウクライナに車で食料などの物資を持って行ったりいろんなことをさせて頂きました。物資のある倉庫が閉まっていて持っていくものがないという時でも不思議な方法で車いっぱいの支援物資が与えられて 、SAVE UKURAINE というクリスチャンの 団体やオデッサにある船越宣教師の教会を通してウクライナの人々に届けられています。そしてポーランドに戻るときには避難したい人を車にお乗せして帰っていました。
Q 印象に残った出会いは
オデッサから日本に避難したいという兄弟を連れて帰るとき、「日本で何をしたい?」と尋ねると「生きたい」という答えが返ってきたのは衝撃的でした。また10歳くらいの女の子が、「プーチン早く亡くなればいい!」というのを聞いた時、ウクライナの人々の憎しみや悲しみは簡単には消えない、赦せるようになるには神さまの愛が必要だと思いました。
Q この戦いが終結を迎えた時の復興については
ウクライナはIT先進国ではありますがインフラが追い付いていない中で戦争になりました。ですから元に戻るのではなく人々が本当に住みやすい場所になっていかなければならないと思います。子どもに関しては、もともと孤児が多い所に戦争孤児が生まれていますし、孤児院や学校教育の環境整備の支援も必要です。女性のひとり親が多いので母子家庭の支援も必要です。ハンガーゼロには、王さんという以前からウクライナにいて言葉もでき 、ウクライナの文化にも精通しているパートナーがいますので、そのために共に協力していけると思います。
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