ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2022年06月28日
【ウクライナ難民支援報告19/月井ボランティア】
ポーランドでウクライナ難民緊急支援を続けている月井サムエルさん(本郷台キリスト教会)からレポートが届きました。新たに活動に加わった王さん(台湾出身)とともに沢山の支援物資を車に満載してウクライナ国内のオデッサなどに届ける様子を動画でも報告しています。
前回の報告「オデッサに行きました」も参照
6月18日〜6月23日 月井サムエル
ウクライナ国内の戦争はますます困難な状況になり、国土の約5分の1をロシアに制圧されています。ロシアは東から徐々に制圧してきており、北はベラルーシから首都キエフや西側の線路などへの補給路が攻撃を受けます。南は海を封鎖されています。他国からの支援は徐々に減り始めて、訓練を受けた兵士の数も減りました。
今の状況で難民支援に一番必要とされているものは食料と住む場所です。そのためハンガーゼロの働きとして様々な場所に物資を届けて、難民の方々の住むところの確保も行なっています。
以前、物資を届けたオデッサの教会のリーダーの一人、アントンさんから報告があり、ニコライエフで戦争被害に遭っている街の人たちに物資を届けた写真が送られてきました。日本人宣教師の船越先生も一緒に物資を届けにいっています。
宣教団体Y W A Mからの依頼を受けてテルノペリへ物資を届けました。ウクライナ各地から集まった人たちがY W A Mテルノペリで一緒に暮らしながら難民支援を行なっています。
ポーランドの首都、ワルシャワに戻り、最大規模の難民避難所、Global Expoに行きました。ウクライナ人の子供たちのための学校や留学プログラムを見せていただきました。韓国の教会から来た人たちがコンサートを行なっていました。Global Expoのマネージャーがハンガーゼロのためにと、素敵なホテルを予約してくださり、しばし旅の疲れを癒すことができました。
GEM ワルシャワの倉庫を訪ねました。「パン・アキモト」からの3度目のパン缶の支援を大変喜んでいました。国境付近で難民のために必要とされているウエットティッシュを1パレット、生理用品を1パレットいただいて再度出発です。
国境付近に5箇所の活動拠点を持つY W A Mジェシェフに物資を委ね、代わりにウクライナ国内に送るための食料を車に乗せます。この車はすでに25万km走っている古い車ですが、いつも重い荷物に耐えてよく走ってくれています。
以前物資を届けたリビウの教会が「また食料を送ってもらえると助かる」ということだったのでもう一度食料を届けました。難民の担当者からは「必要なものが全て与えられたよ、こんなにたくさんどこから持ってきたの?」と驚かれます。毎回ウクライナに行くときは不思議とたくさんの物資がどこかしらから与えられるので感謝です。この教会は今78人の避難民を保護しています。
ウクライナ国内は故障者、事故車のオンパレードです。I T技術が大変進んでいるのに対して、インフラは全然整っていないので、道路や建物の整備が行き届いていません。道中、バッテリー切れの車を手伝ったり、積荷がないときはヒッチハイカーを乗せたりしながらゆっくり進みます。
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