車に物資を満載してキーウに向かいました | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。

車に物資を満載してキーウに向かいました

【ウクライナ難民支援報告17/月井ボランティア】
5月29日まで
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 ポーランドから車でウクライナの首都キーウ(キエフ)に向かいました。当初に比べると西部地区の状況が落ち着いてきたこともあり、いま多くのウクライナ人が自国に戻りつつあり、そのため国境へのルートは人や物資を運ぶ車やトラックで大混雑となっています。とくにトラックが国境を通過するのに3日ほどかかる場合もあり、さらにウクライナ国内のガソリンスタンドではどこも燃料不足で給油ができない状態が続いています。そんな中でしたが、今回は幸いにも3時間ほどで国境を通過することができました。キーウまでは順調にいけば6時間ほどです。
 ウクライナに入った途端、道路の状況が悪くなります。アスファルトの路面がガタガタに波打っていたりするので、慎重なハンドル操作が求められます。また、幹線道路以外は未舗装の道が多く、馬、牛、鶏に出くわすこともあります。運転しているとウクライナの自然や街並みの美しさはとても新鮮に感じます。ただ、戦争は続いているので、バリケードが設置されていたり、火炎瓶と思えるようなものも見かけます。キーウでは、孤児を支援する団体を訪ねて、GEMの倉庫で車に積み込んだ、おもちゃや食料品などの支援物資を届けます。また日本に渡航を希望している女性の方にあって面談をしました。

ウクライナ難民の日本への受け入れ
 ハンガーゼロがポーランドの一時避難所(テスコ)に設置した日本行きの案内デスクに来た2名のウクライナ人女性が無事に日本に到着し、コロナ感染対策でホテルでの隔離期間を過ごしているとの連絡を受けました。本当に良かったです。さらに来週以降、8〜10人ほどが日本に渡航する予定になっています。最初の二人については、私の教会の本郷台キリスト教会が横浜市の行政サポート(オール横浜支援パッケージ)を活用しながら日本での生活をサポートしていくことになっています。また横浜以外の教会からも応援したいとの申し出がきています。

 
一時避難所(テスコ)に日本財団の会長
 先週、日本財団の笹川陽平会長がテスコに来られました。(広報:日本財団は、ウクライナ避難民支援助成プログラムを通じて、ウクライナ人を支援する国内の各種団体を助成〈渡航費、滞在費など〉しています)
 このため、テスコのリーダーたちが笹川会長を迎える準備をする中、私に「失礼のない正しい日本語の挨拶を教えてくれと」やってきました。そのようなこともあって私も笹川会長との出会いは私も大変緊張してしまいました。

GEM倉庫
 ハンガーゼロが協力しているGEM(グローバル・エンパワーメント・ミッション=米国の物資支援団体)のワルシャワ倉庫を訪問したところ、パン・アキモトの「パンの缶詰」が大量に届いたので皆さんとても喜んでおられました。日本で災害に苦しむ人々を助けるために生み出されたものが海外の緊急支援でも生かされていることが嬉しいです。また、中京医薬品からの物資(包帯、消毒液、バンドエイド)も届いていたので、ハンガーゼロの安達スタッフと一緒に、使い方の説明したり、説明書のウクライナ語翻訳を進めています。医薬品類も不足しているので、少しでも適切な場所に届けられ、正しく用いられるように願っています。
 GEMの倉庫では、国境通過に時間がかかるようになっているので、輸送方法をトラックから貨物列車に切り替えていくことになっています。
 倉庫では、マネージャー、アンドリューさんと久々に再会を喜ぶことができました。アンドリューさんと話す中で、ロシアへの怒りと憎しみを強く感じる言葉がたくさん出てきました。抑えきれない怒りとともに泣き出しそうな辛さ悲しみもあって、いまも苦しい日々を過ごしておられることに心が痛みました。

月井サムエル(伝道師の祈り)

【聖書=ヨハネの福音書から】
 イエスは答えられた。「この水を飲む人はみな、また渇きます。しかし、わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。」

 今、ウクライナはたくさんの物資を必要としています。特に重要なのは食料です。毎日たくさんの食料が届けられています。食料は食べたらまたすぐに必要になります。ウクライナの人たちの訴えは切実です。でも、ウクライナの人たちが食料だけじゃなくて神様からの"生ける心の水"をいただくことができるように祈り願います。憎しみで満たされた心を神様の温かい愛でおおい包まれますように。


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募金は、
①郵便振替 ②ホームページからのクレジットカード決済利用の2種類

①郵便振替 00170-9-68590 一般財団法人日本国際飢餓対策機構 「ウクライナ緊急支援」と明記
②ホームページ 募金画面からクレジットカード、コンビニ決済がご利用できます。
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