ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2022年04月25日
コシイプレザービングさん(大阪市住之江区)は、本紙2021年8月号で紹介させていただいた越井木材工業さんの子会社です。木材としてほとんど活用されていない間伐材(樹木育成のために間引かれる木)を独自の薬剤加工により100年もの耐久材に商品化。住宅の長寿命化や点検、保守サービス、道路や河川整備などへの利用促進を通じて事業を拡大中です。木材の「地産地消」を掲げる同社はさらに進めて持続可能な社会の実現のために、ハンガーゼロ自販機を設置してSDGsに取り組んでおられます。同社総務部清水岳祥(しみずたけひろ)部長にお話を伺いました。
Q . SDGsと自販機設置の経緯について
もともと越井社長から「やるならコシイグループとして17の開発目標全てにかかわるべきではないか」という方向性が出されていました。その中で営業部門の入社3年目の社員から、SDGs をもっと社会に目にみえる形にしていけば会社の強みにもなるのでは、との提案が出され社員間でもチャレンジしようという気運が生まれました。ちょうどその時期(2019年)にキリンビバレッジさんから募金型自販機の提案があり、ハンガーゼロの活動を応援することで会社として貧困と飢餓の2つの開発目標に取り組もうということになりました。特に貧困と飢餓の目標は、社員全員が関わるべきことでもあるので、日常の中で誰も利用できる自販機のアイデアはとても素晴らしいと思いました。
社員食堂に機関紙や募金感謝状を掲示
Q . 自販機の説明はどのように
ドリンク1本が10円の支援になることの告知はもとより、ハンガーゼロさんの機関紙や年2回送られてくる「自販機利用による募金の感謝状」をみんなが利用する社員食堂に掲示しています。募金実績としてはまだこれからのところはありますが、今年からハンガーゼロ自販機のみに集約したのでもう少し伸ばせるかなと期待しています。
取引企業さんにも伝えて支援の輪を広げたい
Q . SDGsに取り組んでみて
当社は環境貢献事業という枠から、SDGs の取り組みの中で、ハンガーゼロさんへの協力を通じて、社会貢献にも関われるようになりました。当社では、毎年全国のお取引企業様に集まってもらって勉強会を開催しているのですが、SDGsへの取り組みとしてこのハンガーゼロの自販機のことも紹介させていただきたいと考えています。当社の取引業者さんは環境問題やSGDs への関心があるところが多いので、関心を持っていただけるのではないかと思います。
● 最後に...
越井社長もすでに表明していますが、ウクライナ難民の人々を受け入れる環境が整えば、コシイグループ全体として取り組んでいきます。住宅の手当てや会社の製造部門などで働いて頂くことも検討しています。
自販機設置のご相談は、大阪事務所まで。
JIFH のホームページに資料を掲載。下のQRコードからご覧になれます