ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2022年03月28日
貧困問題に取り組むリーダーを育成し地域変革をめざす
ハンガーゼロは、アフリカのザンビア共和国に設立された「AINOTE Southern Africa(通称:愛の手ザンビア)」を海外パートナーとして提携しました。同団体の運営や活動にあたっては、コンゴ民主共和国のHands of Love Congo(ジェロム・カセバ代表=ハンガーゼロ)がアドバイザーとして協力していきます。
AINOTE Southern Africaが設立された主な目的は、アフリカのこの地域においてVOC(持続可能な社会)の構築を促進することであり、同じ志を持つ現地リーダーを育て人々のネットワークを拡大することです。それは隣国コンゴ民主共和国のHands of Love Congoですでに始まっています。それぞれの国で考え方の変革を遂げたリーダーが、人々の生活を変革するために地域コミュニティの協力のもとに活動します。小さなことから自分たちの村にあるものを用いて始めていきます。このネットワークは地域の変革を促し、地域の主要なリーダーの能力を強化するものです。
■ ザンビア共和国(Republic of Zambia)の概要 ■
面積...752.61千平方キロメートル(日本の約2倍)
人口...1,910万人(2021年7月)
首都...ルサカ 海抜1,272メートル
民族...73部族(トンガ系、ニャンジァ系、ベンバ系、ルンダ系)
言語...英語(公用語)、ベンバ語、ニャンジァ語、トンガ語他70以上
宗教...8割近くはキリスト教、その他 イスラム教、ヒンドゥー教、伝統宗教
外交...コンゴ民主共和国とのつながりが最も強く、近隣諸国との善隣関係に努めながら、紛争の多発する周辺地域の中で中立政策を維持して地域和平の構築に尽力しています。
主要産業...鉱業(銅、コバルト等)、農業(トウモロコシ、タバコ、綿花、大豆)、観光
GDP...193億米ドル(2020年:世銀)(日本 50487億ドル)
主要輸出品...銅、セメント、タバコ等
通貨...ザンビア・クワチャ(ZMW)1米ドル=18.34ZMW
【国の経済と人々の生活】
ザンビアは最近続いている干ばつや銅価格の下落、不確かな財政政策などですでに弱体化していた経済が新型コロナウイルス感染症によって、さらに困難な状況に追い込まれました。コロナ感染拡大による規制は、所得を減少させ家計の食料へのアクセスを制限したため、全国的な食料不足を悪化させました。人口の大多数は農業に依存、3分の2は貧困ライン以下で暮らしていて、特に地方の貧困が深刻です。出生率は高く女性1人当たり6人近くの子どもがいますが、HIVエイズが蔓延していて、すべての子どもが大人になるまで生きるのは困難な状況です。
資料:外務省、世界銀行、ワールドアクトブック
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