ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2022年03月28日
パラワン島 原住民の家の屋根修理を応援
すでにウェブサイトでも報告させていただいていますが、昨年12月14日の超大型台風ライ(フィリピン名:オディット)で、2月末現在、42万7千件の家屋が倒壊、150万の家屋がなんらかの被害を受けました。5万6千人の人々が野外生活、7万7千人が避難所で生活をしています。私たちの活動行政区は4つの大きな島で構成されていますが、その中の一つ、パラワン島でも大きな被害があり、その島で活動していた HOLPFIの理事であるベー牧師からの支援要請を受け、最も被害が大きかったコミュニテイのひとつの支援を実施しました。
●スタッフのエバを現地に派遣
限られた予算であったのと被災された方自身での復興をすすめるために、まず住居の確保をということで、家を失った40世帯に対して建築資材の提供を行いました。
スタッフのエバは移動するための許可(コロナ検疫検査)を得た後、現地コーディネートのために一週間滞在しました。彼女自身経験したことのない被災状況に心が傷んだと報告しています。
被災地域は停電が続いており、2日に一回発電機を使う生活で、それで外部との通信を確保しています。1月中旬に手配した資材が2月上旬に到着。村では一部の人たちが寄せ集めた資材でなんとか夜露を凌いでいましたが、ようやく本格的に家屋の補修が可能となりました。今回の支援は、197万家屋が被災した中ほんの一部の家族への支援でしたが、皆様のご支援で実施しています。しかしながら、支援を必要としている家族は他にも多くおられます。一軒あたり3万円あれば、屋根の補修は可能です。ぜひご支援をお願い致します。
台風支援の募金はこちらから