ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2021年04月22日
ドリンク1本から募金ができる、備蓄にも役立つ
特定医療法人宝山会の奈良小南病院(奈良市八条5-437-8)が災害備蓄対応のハンガーゼロ自販機を設置してくださいました。医事課・地域連携主任の北村尚紀氏は、ハンガーゼロのサポーターでもあります。病院を訪問してお話を伺いました。
Q 設置の経緯について
学生の頃からハンガーゼロの清家理事長と交流があったこともあり、ハンガーゼロの活動は知っており、私もサポーターを続けています。毎月送られてくるハンガーゼロニュースで「自販機設置による募金」という方法もあることを知り、ホームページを見て募金の仕組みがわかりました。
その後、当医療法人の小南香惠子理事長(写真下)と話す機会があり、この自販機募金について提案してみたところ「特に費用負担がないのであれば」ということで承認してもらうことができました。すぐにウエブサイトから設置について問い合わせをしました。するとなんと私のことを覚えていた清家さんから連絡が入り、設置について詳しく聞くことができました。その後、飲料会社のキリンビバレッジさんとの諸手続きを経て、今年の2月はじめに設置が実現しました。
備蓄のパン缶と水の使い道でアイデアも
Q 自販機の反応や利用状況は
自販機利用は、コロナ禍の中でもあり病院に来られる患者さんよりも今は病院スタッフの利用が多くなっています。
スタッフの全体会議でこの募金型自販機のことを周知したこともよかったと思います。その際、自販機と一緒に提供された災害備蓄用のパンの缶詰の利用について皆で検討してみました。その中で、2年間災害が起こらずに使う機会がなかった場合は、まず自分たちで備蓄用を試食してみる。その次の更新時には国内外で必要とされている方々への寄付とする、などのアイデアが出ました。ペットボトル水についは、消費期限が過ぎても医療施設なら飲料用途以外でも使えるので、こちらで有効活用することを考えています。
ハンガーゼロの活動を知ってもらえる
Q 良かったことは
とにかく募金の仕組みがわかりやすいと感じています。何か特別なことするのではなく、日常の行為であるドリンクを買うことが、世界で飢餓・貧困に苦しむ方々の支援につながるというのは参加しやすい募金のあり方だと思います。
また、設置を通じてハンガーゼロの活動を来院者やスタッフに知ってもらえる機会になったことは、ハンガーゼロの支援者の一人として嬉しく思います。
最近では、ハンガーゼロニュースを読んだ小南理事長から「書き損じはがきも募金になるのね」といっていただきました。今後この自販機利用での募金額の報告が届きましたら、皆さんにもお知らせして、この支援活動に少しでも貢献できたことを共に喜びあいたいと思います。
当医療法人には、大阪と和歌山にも病院があり、また介護老人保健施設や有料老人ホームなどの複数の事業、施設がありますので、できればさらに自販機が設置されて支援の輪が広がれば嬉しいなと思いますね。
写真:取材を受けてくださった北村尚紀氏
自販機設置のご相談は、東京又は大阪事務所まで
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12月2日~1月末の期間、クリスマス募金となります。
今回支援する(クリスマス募金)毎月1000円から任意の金額で始めて頂けます。
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