ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2021年03月31日
愛知事務所では、生徒さんが事務所に来てくださる1 日インターンシップや、スタッフが学校で講演やワークショップを行う出前授業を通して、幼稚園から大学まで幅広い年代の方々に世界の現状、SDGs、活動地での取り組みなど国際協力についてお話をさせて頂いています。その中から最近行った出前授業の事例をご紹介いたします。
1つは2021 年1 月15日に津島市立天王中学校で2 年生約160名を対象に行った出前授業です。実はこの授業は世界食料デー名古屋大会に合わせて昨年10 月に行う予定でした。(特活)愛・知・みらいフォーラムならびに津島市国際交流協会のご協力を得て、この学校での講演が決まっていたのですが、コロナの影響で海外ゲストの来日も大会も中止となり、延期されていました。
ジェローム代表がコンゴの現状を語る
今年日程を調整し、日本在住のコンゴ民主共和国のパートナー団体ハンズ・オブ・ラブ・コンゴ(HOLC)のジェローム・カセバ代表が海外ゲストに代わり、授業に伺うことになりました。当日は、世界の現状やコンゴ民主共和国での課題解決のための取り組み、コロナの影響などをクイズや動画を用いてお話させて頂きました。生徒の皆さんは楽しくクイズに参加、関心を持って話を聞いてくださいました。
マンガを使って楽しくワークショップ
昨年11 月9 日に同じ津島市の市立西小学校でも6 年生約80名に出前授業を行いました。これは先生が当団体のホームページから問い合わせてくださり実現しました。「飢餓について世界の現状を知り、それについて何ができるかを考える機会にしたい」「体験型のワークショップを入れて欲しい」「子どもたちには将来、海外に出て活躍して欲しい。そのためのキャリア教育としても捉えている」と先生の熱い思いが伝わってきました。その思いに応えようと内容をあれこれ考えて臨みました。マンガを使ったワークが生徒の皆さんには好評で、楽しく学んでくださり、「世界のために何かしたい」という思いを持ってくださったようです。
生徒が発案して繋がるプロジェクト
その後、それまで以上に給食の残菜ゼロや節水に取り組まれ、また「繋がるプロジェクト」を立ち上げて、出前授業で紹介した本やハブラシのリサイクルによる募金に協力してくださいました。ポスターや回収ボックスを手作りし、校内だけでなく、市立図書館などにも設置して集めてくださいました。大小合わせて約30 箱に詰められた1000 本以上のハブラシ、500 以上の本やCD などを、先生が事務所に届けてくださいました。「これで終わりにはしない。これからも苦しんでいる世界の人たちのためにできることをしていく」と語る生徒さんもいたとの先生の言葉に「わたしから始める、世界が変わる」のメッセージが伝わっていることを知り、希望をもちました。
天王中学校、西小学校、どちらもたった1 日の出前授業でしたが、生徒の皆さんが世界の現状を知り、自分と世界の繋がりに気づき、自分にできることを考えた体験が、「世界の中の日本」「世界と共に生きているわたし」という視点を持つことにつながり、よりよい世界を作っていくきっかけになればと願っております。
※「出前授業」や各種講演については、ハンガーゼロ各事務所までご相談ください
12月2日~1月末の期間、クリスマス募金となります。
今回支援する(クリスマス募金)毎月1000円から任意の金額で始めて頂けます。
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