FH が支援地で伝える「手洗いの大切さ」 | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。

FH が支援地で伝える「手洗いの大切さ」

手洗いなどの衛生習慣の重要性について現地で人々に伝える際にしている質問です。

FH= 国際飢餓対策機構

(1) あなたはうんちを家族の夕食に出しますか?
 「もちろん しません!」と皆さんは答えるでしょう。支援地のウガンダ、カンボジアでも、両親はどこでも皆さんと同じことを言います。FH のスタッフが家族に保健衛生について伝える際、次のような説明をしますが、それは私たち自身にも当てはまることです。「トイレに行った後やおむつを替えた後に、石鹸で手を洗わないならきれいに見える手にも排泄物が残っていることになります。その後、あなたが触れたものすべてに...もちろん食べ物を含めて、そのような手で提供されるすべての食事は、下痢や他の病気を引き起こす細菌で一杯なのです。だから...もし家族に食事としてうんちを与えたくないなら、手を洗わなければなりません。」

(2) 4リットルの水にうんちが少しでも入っていたら、それを飲みますか?
 「絶対に飲まない!」そのように答えます。
 その水が非常に透明に見えても、うんちがほんの少しでも入っていたら飲むことができません。一見きれいに見える水でも、水質が保障されていない水源からのものなら、例えそれがきらめくような川や流れであったとしても汚れている場合もあります。同じように、水だけで手を洗うことは手がきれいになったように思えても、そこには目には見えない小さな細菌がいるのです。あなたの手が本当に清潔であると信じられる唯一の方法は、あなたが石鹸で手を洗うことです!

(3)どうすればそれを継続することができますか?
 ダイエット中に甘いお菓子を食べないようにするにはどうすればいいですか?家に甘いお菓子を置かないで代わりに野菜を置くことです! つまり適切な選択を簡単に行うことができるようにするのです。
 どんな習慣でもそうですが、手を洗うのを忘れないことは、自分に対して良い選択をしていることになります。私たちが支援している家族のトイレの中に手を洗う場所がない場合は、トイレのすぐ隣に手洗い場所を設け、石鹸と水を置くように勧めています。他にはトイレのドアに「手を洗うことを忘れないように!」という札を掛けるなど、簡単にできることを勧めています。このような小さな覚え書きを備えるだけで忘れにくくなります。子どもたちに対しては、歌を歌いながら手を洗うようにすると、急ぐのを防ぎ楽しく習慣を身につけさせることができます。

手洗いは、隣人を愛することになります!

 職場、学校、また家族の人たちと交流をするときに、手洗いによって互いの安全と健康を保つことができます!支援地の人々が手洗いの大切さを知り、それを実践していけば人々は病気から守られて、より健康的な地域にしていくことができ、貧困脱却の後押しにもつながります。

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