ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2020年05月27日
ハンガーゼロが学校給食や自立のための収入向上を支援しているケニア・シープケアセンターのルーク校長から、新型コロナウイルスへの対応と直面する課題についての報告が届きました。
◦センターの新型コロナウイルス対応
午後7 時~午前5 時の外出禁止措置のために、すべての作業は午後4 時までに終了。
シープケア・コミュニティセンター(小学校)、マリショー・セカンダリースクール共に閉鎖。
◦近隣コミュニティの貧困家庭に緊急支援
貧困層が暮らすコミュニティの家庭に20 リットル入り容器5 個分の水を無料で提供。また、オックスファム(英国のNGO)から石鹸の提供があり、コミュニティ(スラム)の住民1,000 人以上に配給しました。
◦センターが直面している緊急課題
■移動制限のためにスクールバスが稼働できず、給食のための資金確保ができない。
■生徒の家庭では食料不足が深刻になりつつある。
■教師やスタッフへの給料の支払いが滞る恐れがある。
■生徒の家庭への食料の配給ができない。
シープケアセンター・ルーク校長から...
感染者の数は日に日に増加しており、いつまで続くのかわからないという不安に押しつぶされそうになります。
車でスラムの中を通って学校へ行く度に、貧しい人たちや酔っ払いが何か貰おうと寄ってきて恐怖を感じるほどの状況になっています。
政府が国民の食料確保のための政策を取らないまま、ケニア全土がロックダウンになったらと考えると不安に襲われます。