【活動報告】台風被災者緊急募金へのご協力を感謝いたします | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。

【活動報告】台風被災者緊急募金へのご協力を感謝いたします

相次いで東日本を襲った台風により被害が広範囲に拡大する中、ハンガーゼロは9 月下旬から11月まで、緊急支援班リーダーの伊東を含むスタッフ3名を2つの被災地に派遣。ボランティア事務局の運営や現場での活動を行いました。

特別養護老人ホームの復旧をサポート

 ハンガーゼロでは、地元教会ネットワークからの要請を受け、埼玉県川越市の川越キングス・ガーデンの復旧サポートに10 月16 日から3 日間入らせていただきました。当時、120 人の入居者がおられた当施設。10 月13日午前2 時頃に、職員が水の音に気が付き平屋建物から廊下で繋がる3 階建て別棟に入居者を避難させ、1 人の犠牲者も出ていません。しかし建物は大きな浸水被害を受けています。入居者は近隣の施設に受け入れてもらっていますが、1 日でも早い復旧が望まれ、ハンガーゼロはボランティアの受け入れ体制作りを職員の皆さんと担わせていただきました。施設関係者、近隣住民、社会福祉協議会からのボランティア、地元教会メンバーと非常に多くの方が来て職員の方々と共に施設内を片付け、泥の掃き出しをしてくださいました。施設の清掃だけでなく、坂戸キリスト教会では職員とボランティアさんのために毎日100 食分の温かい昼食を届けてくださいました。非常に大きな施設なので、ボランティアでできることは、物品の片づけと泥の搔き出しくらいで、その後は建設業者にバトンタッチとなりました。

長野県で住宅浸水被害者の清掃支援

翌日、同じく地元教会ネットワークの北信伝道協力会から支援要請があり長野市に向かいました。活動は10月30日から11月末までの1ヶ月で、追加派遣としてスタッフの孫そんと安達が加わりました。最初に入ったお宅は、豊野町にあり、浅川の氾濫で床上2m30㎝の浸水です。住人は早目に避難されたので命は助かりました。すでに知人の方々の手で、泥を被った畳や家具類は撤去され、床下の泥だしはほぼ終わっていました。
 家主さんから、「またこの場所に住みたい」という気持ちを伺い、再スタートができるように床下の泥だしだけでなく、壁の撤去も始めました。大勢のボランティアさんの手で、毎日毎日1 枚、1 枚と壁が取り壊され、残っていた家具類もすべて運び出されました。これでカビの増殖を抑えることができます。(この後は、専門業者による消毒が必要です)。後は窓サッシなどに入り込んだ泥を丁寧にふき取り、業者さんが入れるようにしておくことまでがボランティアとしてできることです。家主さんが、1日でも早く自宅に戻れるようにと活動をしています。
(報告・緊急支援班伊東綾)

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【写真:溜まった泥を出す作業をする伊東㊨】


孫雪(ソンセツ)/緊急支援に初めて派遣されて学んだこと
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 緊急支援活動にスタッフとして初めて参加しました。長野の災害支援室運営担当の伊東スタッフの補佐と現場作業に携わりました。浸水住宅での活動と聞き、女性にできるか不安でしたが、現場に行って見て災害の後処理は機器だけで決して解決できるものではなく、人の力が絶対に必要なこと、そして泥を被った柱や壁を雑巾がけする作業などの細かい作業に女性の力も不可欠であることを実感しました。また様々なボランティアさんとの交流や情報交換を通じて多くの気づきもあり、貴重な経験をさせていただきました。


緊急支援募金を受付中(12 月末まで)
緊急募金は、郵便振替又はウエブサイトからクレジットカード決済がご利用できます。
ウエブサイト https://www.jifh.org
郵便振替 00170-9-68590 日本国際飢餓対策機構
※記入欄に必ず「2019 年台風被災者緊急募金」と明記


【防災・減災】
毎年発生する自然災害。日ごろからの備えをして必要があることを今回も経験させられています。ハンガーゼロでは災害に備える準備のための学びの場を提供していますので、関心のある方は、general@jifh.org までお問い合わせください。

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