【支援者の広場 バルナバプロジェクト】フィリピン バービン小学校の図書館完成! | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

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【支援者の広場 バルナバプロジェクト】フィリピン バービン小学校の図書館完成!

バルナバプロジェクト 〜フィリピン スラ村支援報告〜

大阪シオン教会の「バルナバプロジェクト」は2013 年の大型台風ヨランダ被災者支援から始まり、現在はフィリピンのビコール州スラ村を支援して下さっています。スラはマングローブの林で囲まれた陸の孤島で交通の便が悪く、十分な情報や教育に必要な書籍が不足しています。そこで同プロジェクトではバービン小学校の図書館建設費用を募金で応援。このほどFH フィリピンの協力によって図書館は完成、同プロジェクトのメンバーが祝いの式典に出席されました。

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図書館の壁に「ノアの箱舟」を描く
青木俊介さん
 今回のフィリピン訪問は3 回目で、子どもたちの中に、僕のことを覚えていてくれた子がいたので、とても嬉しかったです。フィリピンで辛かったことは、スラで泊まったホテルのトイレが詰まっていたことです。このような経験は初めてでした。
 今回は図書館に「ノアの箱舟」の絵を描きました。4 時間かかりましたが、僕は塗っている人の椅子を支えることをメインにしていました。完成した時は、子どもたちや小学校の先生などが拍手をしてとても喜んでくれました。安達先生(ハンガーゼロ評議員/大阪シオン教会牧師)もおっしゃっていた通り、フィリピンの人や生徒は、台風の被害に遭っても、クリスチャンであるからこそ希望をもって生活していることに感銘を受けました。自分もフィリピンの人たちのように、神様に信頼して歩んでいこうと思いました。

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子どもたちの勉強に対する熱意
辻本 恵さん
 私は2 回目だったのですが、見たもの体験したこと全てが新鮮で、日本と違うところを見つけることが楽しく、また、私が当たり前だと思っていることは日本の、私の周りだけの当たり前だということに改めて気づかされました。水道水が飲めなかったり、トイレは流せなかったり、時間を気にしなかったりと、フィリピンの当たり前を体験したときに、日本がいかに便利であるかを思いました。スラで特に印象に残っているのは、子どもたちの勉強に対する熱意です。子どもたちと理科の教科書を開いていた時、子どもたちは楽しそうに私に内容の説明をしてくれました。理科が好きなの?と聞くと、みんな口をそろえてYes と答えました。
 私は子どもたちの勉強に対する姿勢に驚きました。なぜなら私にとって教科書は学校の、あまり面白くない本で、英語を勉強するのは授業があるし英語を話せたら役に立つからであって、楽しんで勉強をしている訳ではなかったからです。私と子どもたちの勉強に対する姿勢とを比べてみたとき、私は恥ずかしくなりました。何不自由なく高校に通って勉強し、いつでも知りたいことを知ることができる環境が整っているのに、この環境を無駄にしてしまっている、またこれが当たり前ではないと気がついたのです。もしスラの子どもたちにこのような環境が整っていれば、私よりも熱心に勉強するだろうと思いました。そう思ったことが恥ずかしく、反省しました。そして、勉強ができて好きな本が読めることが当たり前でないことを忘れずに、これから勉強しようと思いました。今回のキャンプは、自分の当たり前の範囲がどれほど狭かったのかを知ることのできた、とても貴重な機会になりました。

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英語が出来ると思っていたのに
黒木基哉さん
 はじめてのキャンプだったのでいろいろ驚いたことがありました。日本では見ないものを見るたびにわくわくしました。フィリピンでは、水道水が飲めないことや、トイレットペーパーを流すと詰まる、ということから自分はなんて良い環境にいるのかということを感じました。子どもたちとの交流では、自分は得意教科が英語なので会話が出来ると思っていたのに、相手が言っていることが全く聞き取れなくて、とても焦りました。それでも子どもたちは積極的に話しかけてくれ、その温かさに感動しました。子どもたちの中にはスマホを持っている子もいますが、服はボロボロで靴も履いていない子もいました。それを見てこの旅行の自分の目的は、より多くの人に現状を知ってもらい、そのために出来る事をやらなければいけないことだと思いました。

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子どもたちのたくましさに触れて
松田志緒里さん
 私は初めての海外で、行く前は不安で一杯でした。でも行ってみたらすごく素敵な所でした。準備し、また祈ってくれた人たちと、現地の方々の温かさのおかげだと思います。飲み水やトイレなど水に関しての不便を多く感じましたが、現地の子たちは笑顔いっぱいで、私の悩みがちっぽけに感じるぐらいとてもたくましく強く生きていて凄いと感じました。今回、自分がどれだけ恵まれた環境にいるのかを感じることができました。私は自分のことだけでも精一杯なのに、外国の知らない地域の子どもたちのために、力を合わせて何かをしようとする人たちの思いに触れて、これから自分に出来ることを精一杯やっていきたいと思うようになりました。

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