ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2019年04月03日
破壊された学校3344
元駐在員のローレンス綾子さんから現地で活動している人からの情報が届き、サイクロンにより破壊された学校建物が3344校に達し、影響を受ける生徒数が180,854人にも及んでいるとのことです。なお、ローレンス綾子さんは今月上旬に現地入りすることになりました。
3月14日にアフリカ南部のモザンビーク、ジンバブエ、マラウイを襲った熱帯サイクロン アイダイ(Idai)により、甚大な被害が出ています。とくにサイクロンが上陸した第2の港湾都市ベイラでは、風速40メートルの暴風と近隣諸国から流れ込んでくる水で河川が氾濫、すでに死者が400人を超えました。(3月24日現在、さらに拡大する見込み)
ベイラでは浸水や流出で大多数の人々が家を失うとともに、道路の寸断、水道や電気・通信設備の崩壊で都市機能がマヒしています。さらに衛生施設の損傷によりコレラなどの感染症も出ていいます。(国際赤十字)。河川の氾濫で被害を受けた耕作地は120万エーカー(1エーカー4064平方メートル、FH調べ)に拡大、農家への経済的打撃に加え、地域の食料不足も懸念されています。
こうした状況に、国連は南半球では過去最大級の自然災害として被災者は170万人に達するとの緊急声明を出しています。
ハンガーゼロは、現地のFH(国際飢餓対策機構)モザンビークを通じて被災者緊急支援を行います。
すでにFHモザンビークやKFHI(韓国)はスタッフを派遣して被害状況の調査しており、その上で国連機関とも連係しながら具体的な被災者支援を行う計画です。
ハンガーゼロの元モザンビーク駐在員ローレンス綾子は、FHモザンビークからの情報として「ベイラは教会の90%以上が全壊、または半壊。その中で牧師たちのネットワークが人々が希望を失わないように動き出しています」と現地キリスト教会の状況も知らせてきています。
ハンガーゼロは、これからの緊急支援活動を見極めながら、アフリカ・コンゴ民主共和国駐在のジェロームスタッフを現地に送ることも検討して被災者支援を進めていきます。
サイクロン被害の全貌がまだ確認されていない中、すでに多くの人々が被災、避難生活をしています。
ぜひ、モザンビークの被災者緊急支援にご協力をお願いいたします。
【緊急支援募金の送金方法】受付終了しました
緊急募金は、郵便振替又はウエブサイトから直接クレジットカード決済が利用できます。
ウエブサイト https://jifh.agunit.biz
●郵便振替 00170-9-68590 日本国際飢餓対策機構
※記入欄に必ず「モザンビークサイクロン」と明記